いぼ痔の辛い痛み、腫れの改善に漢方薬が好評です。手術をしないで改善したい方の受診が多いです。痔の痛みや灼熱感は、本当に辛いと思います。その思いに寄り添った診療を心がけております。
漢方では、痔は、お血(血流の滞りが生じている)と考えられます。治療には、血流改善効果のある駆お血剤と呼ばれる漢方薬を中心とした処方による治療になります。
便秘が多い方には、お通じを改善する生薬が含まれる漢方薬、下痢が続いて痔が悪化した方には、腸や肛門部を引き締める効果のある生薬が含まれる漢方薬などを中心に処方しております。
いぼ痔の炎症の状態、腫れ、灼熱感、痛み、下痢や便秘の状態、その時の体調や体力の有無などに合わせて、処方を検討しております。
いぼ痔は、排便時のいきみや便秘、妊娠、出産などによって肛門に負担がかかり、直腸や肛門の部分に血行が悪くなり、うっ血することによって、腫れることでできます。また、疲労の蓄積やストレスなどによって、悪化する場合もあります。
診察により、一人ひとりの症状や体質に合わせて、細やかに対応できるのが漢方薬です。
医師の処方による漢方薬は、健康保険が適用になりますので、経済的で続けやすいと好評です。新潟から漢方情報を発信しているクリニックです。
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ある患者さんのお話です。
「若いころから痔です。風邪をひいて下痢が続いてから悪化しました。家族の入院などがあり、疲れています。毎日のように、病院へ様子を見に行っていますし、仕事もあって、何がなんだかわからない毎日です。痔がひどくなって、座れないし、立っていても痔が痛いし、痔の薬も効かなくなって、もうどうにも言いようがないです。
北区(新潟市)から来ましたが、1時間くらいかかりました。車のシートもドーナツクッションをしいて、運転して来ました。いやあ辛かったです。」
お腹の調子を整え、痔の腫れや血流改善の漢方薬を処方しました。
2週間後、
「先生、劇的に楽になりましたよ。アルコールを飲むと悪化して、次の日に悪化して、苦しくなるのですが、漢方を飲むようになったら、それほどひどくならなくなりました。安心して飲めます(笑)
あのひどくなった時の漢方がまた、よく効きました。すごくよくなったので、その漢方は、残っています。」
いぼ痔の腫れや炎症を鎮める漢方薬を毎日服用されて、悪化した時に追加で服用する漢方薬を処方していました。
いぼ痔が改善されていますので、悪化して灼熱感が辛い時に服用して頂く漢方薬が残っているそうです。
痔の症状が改善されてくると、この方のように、漢方薬の服用量が減らせる方が多いです。そして、調子が悪い時に追加することで調節がしやすいので、慣れてくると、ご自身の痔の状態に合わせて、上手にコントロールされる患者さんが多くなります^^
「痔の治療に体質改善の漢方薬」
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