10代で生理が止まったときに― 漢方薬で心と体を整える ―**
婦人科を受診しても特に異常はないと言われ、様子を見るようにとのことでしたが、やはり心配で……。」
このようなご相談を受けることがあります。
思春期の女性の月経は、まだ安定しきっていないことも多く、生活環境や精神的な影響を強く受けやすいものです。特に近年は、学業のプレッシャー、人間関係のストレス、過度なダイエットや運動習慣などが原因で、ホルモンバランスが崩れ、生理が止まってしまうことがあります。
また、婦人科の検査で「異常なし」と言われたものの、なかなか改善しないことで不安が増してしまったり、ホルモン剤による治療に抵抗があるご家庭では、治療そのものを躊躇されることも少なくありません。
漢方では、月経は「気・血(けつ)」の巡りによって支えられていると考えます。ストレスによって気の流れが滞ることで血の巡りが悪くなったり、過度なダイエットによって「血」が不足したりすると、月経が止まる原因になります。
こうした場合、漢方では体質や生活背景などを見極めながら、「気の巡りを整える」「血を補う」「心身のバランスを取り戻す」ことを目指します。
「まずは自然な形で整えてみたい」「本人の心身に寄り添った方法で取り組みたい」――そういった親御さんのお気持ちにも寄り添えるように水戸部クリニックでは、ご相談しやすい環境づくりをスタッフ一同で心がけております。
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医師の処方による漢方薬は、健康保険適用です。