コロナ後の呼吸の違和感や疲れに 体質から整える漢方治療 ―**
「コロナ感染して、完治していますが、喘息が続いていて体がだるいです。
空咳で、ゼロゼロはないようですが、胸の辺りがもやもやして息苦しいです。」
このような症状に漢方治療を希望される方がいらっしゃいます。
✨【簡単に理解したい方】
― コロナ後の咳やだるさに ―
コロナ感染が治っても、空咳や息苦しさ、体のだるさが続くことがあります。
漢方では、病気の後は体の防衛力やエネルギーが消耗し、回復までに時間がかかると考えます。
咳や息苦しさは、呼吸に関わる「肺」の働きが弱っているサインかもしれません。
また、胸のもやもやは気の巡りの滞り、だるさはエネルギー不足によるものと考えられます。
体の潤いとエネルギーを補い、滞った気を整えることで、体調が徐々に回復することをめざします。
✨【詳しく知りたい方】
― 病後の回復を助ける漢方の考え方 ―
コロナ感染後、症状が治まっても空咳や息苦しさ、体のだるさが続くというご相談が多く寄せられます。
大きな病を経験した後は、一見元気に見えても、体力や気力が消耗しており、本来の調子を取り戻すまでに時間がかかることがあります。
漢方では、病の後に「体の防衛力」や「エネルギー(気)」が低下し、見えない影響が体内に留まっている状態と考えます。
特に呼吸の不調は「肺」の働きと深く関係しています。肺は潤いを保ちながら清らかな気を取り込み、全身に巡らせる役割を持っています。
病によってこの潤いやエネルギーが損なわれると、乾いた咳が出やすくなったり、呼吸が浅くなったりします。
また、胸のあたりのもやもやとした息苦しさは、気の巡りが滞っているサインです。
全身を巡るべきエネルギーが胸で滞ることで、すっきりしない不快感として感じられます。
さらに、だるさや疲れやすさは、病と闘う過程でエネルギーを使い切り、回復に必要な力が不足している状態です。
漢方では、咳や息苦しさ、だるさといった症状を個別に見るのではなく、体全体のバランスの乱れとしてとらえます。
消耗した潤いやエネルギーを補い、滞った気の巡りを整えることで、体が本来持っている回復力を引き出し、少しずつ元気を取り戻すことを目指します。
水戸部クリニックでは、ご相談しやすい環境づくりをスタッフ一同で心がけております。
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医師の処方による漢方薬は、健康保険適用です。





























