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お腹の張り、引きつり、ガス

げっぷ、おならにも対応

2026年7月31日 (金)

冷え・便秘・胃の不調…症状が重なっていませんか?

「お腹や腰まわりが冷えています。便秘があり、お腹が張ると胃の調子まで悪くなります。

中学生の頃から胃が弱く、今でも胃もたれや胃の不調を感じやすいです。

また、常に体に力が入っているような感じがして、整体でも『体がとても硬く、緊張が強いですね』と言われます。

眠りも浅く、朝起きても疲れが残っていることがあります。」

 このように、一つだけではなく、いくつもの症状が重なってお困りの方は少なくありません。

 漢方では、それぞれの症状を別々に考えるのではなく、体全体のバランスや体質を総合的にみながら処方を検討していきます。

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「胃だけ」「便秘だけ」では説明できないことがあります

 漢方診療では、

◆お腹や腰まわりが冷えやすい

◆便秘が続き、お腹が張る

◆胃もたれや食欲低下がある

◆首や肩、背中に力が入りやすい

◆眠りが浅く疲れが取れない

といった症状が同時にみられる方によくお会いします。

 一見すると関係のない症状のように思えますが、漢方ではこれらが一つの体質から生じていることもあると考えます。

例えば、冷えによって胃腸の働きが低下すると、便秘やお腹の張りにつながることがあります。

また、緊張状態が続くことで自律神経のバランスが乱れ、胃の不調や眠りの浅さ、筋肉のこわばりが重なることもあります。

もちろん、すべての方が同じ原因ではありません。

そのため漢方では、

◆冷えが強いのか

◆胃腸の働きが低下しているのか

◆緊張やストレスの影響が大きいのか

◆血流や水分代謝の偏りがあるのか

などを確認しながら、その方に合った処方を検討していきます。

「胃薬を飲んでもすっきりしない」

「便秘だけ治しても調子が戻らない」

「体がいつも緊張して休まらない」

このようなお悩みが続いている方は、体全体の状態を見直すことで改善につながる場合があります。

 複数の症状が重なっている場合こそ、一つひとつを切り離すのではなく、全体のつながりを考えながら診療を進めていくことが大切だと考えています。

【関連ページ】


胃の不調

便秘

冷え


自律神経


不眠

 

 

 水戸部クリニックでは、ご相談しやすい環境づくりをスタッフ一同で心がけております。Photo_20260727171601

 お気軽にご相談ください。

 医師の処方による漢方薬は健康保険が適用されます。

【新潟の漢方外来・水戸部クリニック】

2026年7月 5日 (日)

お腹の張り・ガスだまり・おならが気になる方へ

「食前でも食後でも胃やお腹が張ってきます。

夜になるとお腹が痛くなり、おならがたまります。

おならが出ると少し楽になります。」

このような症状でご相談を受けることがあります。D351aa4c10664796b728b78272e7e999

お腹の張りというと食べ過ぎを思い浮かべる方も多いのですが、

◇ストレス

◇疲労

◇自律神経の乱れ

◇胃腸機能の低下

などが関係していることもあります。

特に、

「夕方から張ってくる」

「夜になると苦しい」

「ガスがたまる」

という方では、胃腸の動きが低下している場合も少なくありません。

漢方では、お腹の張りだけではなく、

◆便秘や下痢

◆冷え

◆疲れやすさ

◆ストレスの影響

なども参考にしながら体の状態を考えていきます。

同じお腹の張りでも、体質によって選ぶ漢方薬は異なります。

お腹の張りやガス、おならでお困りの方はご相談ください。

【お腹のハリ、ガスに漢方】

 水戸部クリニックでは、医師と薬剤師が連携し、

スタッフと情報を共有しながら、漢方チームで診療に取り組んでいます。

 お気軽にご相談ください。4_20260630091301

 医師の処方による漢方薬は健康保険が適用になります。

【新潟の漢方外来・水戸部クリニック】

2026年6月30日 (火)

朝、気持ち悪くなり、学校を休む

 学校へ行く前の吐き気や腹痛 

「吐き気がして気持ち悪いです。吐くことはありません。」

「朝、学校へ行く前になると症状が出ます。」

「お腹も痛くなることが多いです。」

このような症状は思春期のお子さんに多いです。1c014d54f2de4f4dafc6251487cfc873

病院で検査を受けても異常が見つからず、

「ストレスでしょう」

「様子をみましょう」

と言われることもあります。

もちろん胃腸の病気が隠れている場合もありますので、

症状が続く場合には医療機関での診察が大切です。

朝に症状が出やすい理由

学校へ行く前に吐き気や腹痛が出るお子さんでは、

◆学校生活への不安

◆友人関係の悩み

◆勉強や部活動の負担

◆環境の変化

◆疲労や睡眠不足

などが影響していることがあります。

 本人は「学校に行きたくない」と思っているわけではなくても、

体が緊張状態になり、

自律神経のバランスが乱れることで胃腸の働きが不安定になることがあります。

 その結果、

朝になると気持ち悪い

お腹が痛い

食欲が出ない

といった症状として現れることがあります。

自律神経と胃腸は深く関係しています

胃や腸の働きは自律神経によって調整されています。

そのため、

緊張するとお腹が痛くなる

不安が強いと吐き気が出る

大事な予定の前に体調が悪くなる

ということは珍しくありません。

 特に思春期は心と体の変化が大きい時期です。

 周囲からは元気に見えていても、

本人の中では大きなストレスを抱えていることがあります。

漢方では体質も考慮します

 同じ「吐き気」や「腹痛」でも、

◆疲れやすい

◆朝が苦手

◆立ちくらみがある

◆食欲が少ない

◆不安が強い

◆緊張しやすい

◆眠りが浅い

など、お子さんによって背景はさまざまです。

漢方では症状だけではなく、

体力の状態

胃腸の働き

自律神経の状態

ストレスの影響

なども考慮しながら治療を行います。

【こどもの心と体の不調に漢方】

 水戸部クリニックでは、

お子さんそれぞれの体質や生活環境も考慮しながら、

漢方治療を行っております。

 思春期のお子さんのご相談も多く、

保護者の方からのご相談にも対応しております。

水戸部クリニックでは、西洋医学的な治療も考慮して、

医師と薬剤師、スタッフが連携し、

漢方の視点も含めた診療を行っています。4_20260624151801

 お気軽にご相談ください。

 医師の処方による漢方薬は、健康保険が適用になります。

【新潟の漢方外来・水戸部クリニック】

2026年6月20日 (土)

通勤や会議が不安になる過敏性腸症候群に漢方

「10年前から過敏性腸症候群です。下痢になることが多いです。

今の仕事に変わってから始まりました。関係があるかはわかりませんが、唾液が多い気がしています。」

このようなご相談を受けることがあります。

過敏性腸症候群(IBS)は、

◆お腹が痛くなる

◆下痢や便秘を繰り返す

◆ガスがたまる

◆お腹が張る

などの症状がみられる病気です。Ba3aca36471d4c94bd2d37e0b9461e73

検査では大きな異常が見つからないことも多く、

長年悩まれている方は多いです。

 今回の方の場合、症状が始まったきっかけとして「仕事が変わった頃から」というお話がありました。

実際に、環境の変化やストレス、生活リズムの変化などをきっかけに、お腹の調子が不安定になる方は少なくありません。

また、「唾液が多い気がする」というお話もありました。

 唾液が多いこと自体が必ずしも病気というわけではありませんが、

胃腸の働きの乱れや、自律神経のバランスの変化との関連も考慮して処方を検討する場合もあります。

 漢方では、お腹の症状だけを見るのではなく、

◆ストレスの影響を受けやすいか

◆疲れやすいか

◆冷えやむくみはあるか

◆胃腸の働きはどうか

◆睡眠の状態はどうか

なども含めて体全体の状態を考えていきます。

 同じ過敏性腸症候群でも、

緊張すると悪化する方、

疲れると悪化する方、

冷えが関係している方、

胃腸そのものが弱っている方では、

考え方が異なる場合があります。Photo_20260615122201

長年続くお腹の不調でお悩みの方は、

 お腹だけではなく、体全体のバランスという視点から見直してみるのもよいのではないでしょうか。

【過敏性腸症候群に漢方】

 水戸部クリニックでは、症状だけでなく体質や生活環境も考慮しながら、漢方治療を行っております。

過敏性腸症候群や慢性的なお腹の不調でお困りの方は、ご相談ください。

 医師の処方による漢方薬は健康保険が適用になります。

【新潟の漢方外来・水戸部クリニック】

2025年11月12日 (水)

漢方で考える憩室炎 くり返す痛みと体質の関係ー**

 「憩室炎の痛みが時々起こります。抗生剤と痛み止めで良くなりますが、抗生剤を飲み続けるのが心配で漢方薬で少しでも楽になればと思います。」Ky21_03_20251110161501

 時折、お腹に痛みや不快な感覚がぶり返し、その都度、西洋医学的な処置で対応されている方の中には、根本的な体質に働きかけるアプローチをご希望される方がいらっしゃいます。

 今回も簡単に知りたい方用と、詳しく理解したい方用に掲載します。

✨詳しく知りたい方へ

 憩室炎は、大腸の壁の一部が袋のように膨らんだ「憩室」に炎症が起こる病気です。

 発熱や下腹部の痛みなどの症状があり、抗生剤で炎症を抑えることが基本の治療になります。

一方で、症状を繰り返す方や、炎症のあともお腹の張りや痛みが残る方も少なくありません。

そのようなとき、体質を整える目的で漢方治療を希望される方が増えています。

 漢方では、炎症の背景に「お腹の血流の滞り」や「冷え」、「消化機能の弱り」など、体のバランスの乱れが関係していると考えます。

腸を温めて血流を促し、消化吸収を助けることで、再発を防ぎやすい体づくりを目指します。

【内科・胃腸症状に漢方】

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✨詳しく知りたい方へPhoto_20251110161501

 西洋医学では、憩室炎は主に「腸管の憩室に細菌感染が起こることで炎症が生じる」と考えられています。

 抗生剤によって炎症を抑える治療が中心となりますが、再発を繰り返す場合や、軽度の炎症が続く場合には、腸の環境そのものを整えることも大切です。

 東洋医学では、憩室炎を単に「腸の炎症」としてではなく、体の中の「気・血・水(き・けつ・すい)」の乱れとして捉えます。

たとえば、

・ストレスや緊張が続くことでお腹が張るタイプ(気の滞り)

・冷えや血行不良で痛みが慢性化するタイプ(お血) 

・消化吸収が弱く、食後に不快感や膨満感が出やすいタイプ(脾胃虚)

など、同じ「憩室炎」の症状でも背景となる体質はさまざまです。

 漢方では、こうした体の状態を見極め、腸の働きを助けながら炎症を起こしにくい体質へ整えていくことを目的とします。

【内科・胃腸症状に漢方】

 また、便通の乱れやお腹の冷えを改善することで、再発の予防にもつながります。

 食生活では、腸内環境を乱すような刺激物を控え、よく噛んでゆっくり食べることが大切です。

 体を冷やさない工夫や、過度な便秘・下痢を防ぐ日常のケアも、体を整える一助となります。

✨ご相談はお気軽にIcon_medical_woman04_20251110161601

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2025年10月13日 (月)

幼少期から続く便秘に、東洋医学のまなざしを ―**

便秘はただの排便の問題ではなく、心と体のバランスの乱れ

「便秘がひどいです。幼少期からずっと出にくく、中学生になった今も1週間に1回出ればいいほうです。」A307_048_20251011010801

このようなご相談をいただくことがあります。

便秘というと「腸の動きが悪い」と考えがちですが、

東洋医学では「心と体のバランスの乱れ」としてとらえます。

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◆ 小児や思春期の便秘に見られる特徴

・神経質で緊張しやすい子Ky64_081

 ストレスや不安が腸の動きを止めてしまうことがあります。

・冷えやすい子

 体が冷えると腸の働きも鈍くなります。

・食が細く、疲れやすい子

 エネルギー不足で腸が元気に動けないこともあります。

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◆ 東洋医学のアプローチPhoto_20251011011001

漢方では、こうした体質や気持ちの状態を見極めて、

「体を温める」「潤いを補う」「緊張をほぐす」といったアプローチで整えていきます。

お子さんの便秘には、「心の緊張」や「体の冷え」など、さまざまな背景があります。

ただ便を出すことだけでなく、体の中から整えることが、自然な排便への第一歩です。

【子供の便秘・腹痛に漢方】

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【詳しい解説編】

― 一人で悩まないで。東洋医学が考える「出にくい」の理由 ―

西洋医学では、便秘を主に腸そのものの機能の問題として捉えますが、

東洋医学ではそれを「全身のバランスの乱れが引き起こすサインの一つ」と考えます。

つまり、「なぜ便が出にくい体質になっているのか」という根本原因を探るところから始まります。

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◆ 「気・血・水」のバランスが鍵

 東洋医学では、体をめぐる3つの要素

気(き)・血(けつ)・水(すい)が調和して働くことで健康が保たれると考えられています。

便秘はこのバランスが崩れることで起こるとされ、

次のようなタイプが見られます。

● 「気」が滞るタイプKy64_18

 ストレスや環境の変化で「気」の流れが悪くなると、腸の動きも鈍くなります。

 お腹が張って苦しいのにスッキリ出ない 

そんな状態が特徴です。

● 「血」「水」が不足するタイプ

 体を潤す力が弱まると、便が乾燥して硬くなります。

 皮膚や唇が乾きやすい方にも多く見られます。

● 「気」が不足するタイプKy64_11_20251011011601

腸を動かす力が足りず、いきんでも出にくい状態です。

長年の便秘体質や、食が細い・疲れやすい体質の方に多く見られます。

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◆ 体質に合わせた漢方のちから

 漢方では、こうした体質を見極めて、

滞っている「気」を巡らせたり、乾燥を潤したり、弱っている「気」を補ったりと、

一人ひとりに合わせたアプローチを行います。

 ただ便を出すことだけを目的にするのではなく、

「出にくくなっている体の原因」を整えることで、自然なお通じを取り戻す。

 それが、東洋医学が目指す便秘治療の形です。

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 幼少期から続く便秘には、長年の体質や心の影響も関係しています。

 無理に出そうとせず、「なぜ出にくいのか」を一緒に見つけていくことが大切です。

【子供の便秘・腹痛に漢方】

◆ご相談はお気軽にPhoto_20251011011001

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2025年9月26日 (金)

仕事や緊張で強まるげっぷ 東洋医学の視点で考えるー★★

「げっぷが頻繁に出るため、つらい思いをしています。特に仕事中に症状がひどくなることが多く、悩んでおります。例えば、部下に新しい仕事内容を説明する時など、少し緊張する場面で症状が強くなるように感じます。」A306_012_20250926121901

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 お仕事中や大切な場面で、意図せず出てしまうげっぷは、本当におつらいことと思います。周囲の目が気になり、会話や業務に集中しづらいと感じる方も少なくありません。

 東洋医学では、このような体のサインを、心と体のバランスが少し崩れていることを知らせるものとして捉えることがあります。

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げっぷと「気」の流れPhoto_20250926122002

 東洋医学には「気(き)」という概念があります。これは、体を動かし、温め、守るための生命エネルギーのようなものです。「気」は本来、体の中を滞りなく巡ることが理想とされています。

しかし、ストレスや緊張、生活習慣などの影響で、「気」の流れが滞ったり、逆方向に動いたりすることがあります。

 東洋医学では、げっぷは、本来下に向かうべき胃の「気」が、上へと逆流してしまうことで現れることがあると考えます。

 特に、プレゼンテーションや会議、人前で話すといった緊張を伴う場面では、無意識のうちに体に力が入り、「気」の流れを整えている自律神経のバランスが乱れやすくなります。

 そのため、普段は気にならない症状が、特定の場面で強く出ることがあるのです。

 部下の方に説明する時など、緊張される場面で症状が強くなるというのは、そのような背景が関係しているのかもしれません。

 本来、胃の「気」は、食べたものを消化するために、ゆったりと下へ向かって流れるのが自然な状態です。しかし、その流れが乱れ、上向きに逆流してしまうことで、げっぷなどの不快な症状が起こることがあるのです。

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大切なのは、一人ひとりの体の声に耳を傾けること

 東洋医学の大きな特徴は、一人ひとりの体質やその時の体の状態を丁寧に見ていくことです。

 同じ「げっぷ」という症状でも、その背景や原因は人によって異なります。

 たとえば、ストレスを感じやすい方では「気」の流れが滞りやすいことがありますし、食生活や疲れによって消化器系の働きが弱っていることが背景にある場合もあります。

 体が発しているサインをていねいに受けとめながら、その方に合った整え方を考えていくことが大切だと考えています。

【胃の不調、げっぷ、胃のつかえ感に漢方】

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2025年9月10日 (水)

排卵痛、生理痛を漢方の視点からー**

「生理痛が強いです。排卵痛もかなりつらくて、痛み止めが手放せません。」A307_049_20250905101101

排卵のたびに下腹部に強い痛みが走り、仕事や家事に支障が出てしまう方も少なくありません。

鎮痛薬でしのいでいても、毎月繰り返す痛みに不安やつらさを抱えてご相談される方が多いです。

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痛みを漢方でどう捉えるか

 漢方では、痛みはからだのバランスが崩れているサインの一つと考えます。

特に、生理や排卵に伴って周期的に起こる強い痛みには、独特の背景があるとされています。

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痛みの背景にある漢方的な視点Photo_20250905101501

 漢方では、強い痛みの原因として大きく「流れの滞り」と「からだの不足」という二つの状態が考えられます。

・流れの滞り

 からだのエネルギーや栄養を運ぶ「気(き)」や「血(けつ)」の巡りが悪くなっている状態です。川の流れがせき止められると水圧が高まるように、巡りが滞ると圧力が生じ、それが痛みとして現れます。特に下腹部は女性にとって重要な巡りが集中する場所であり、冷えやストレスなどが引き金となって滞りやすいと考えられています。

・からだの不足

 からだを潤し、支える物質が不足している状態です。土地の栄養や水分が足りないと作物が育ちにくいように、「血」などが不足すると健やかな営みを保つ力が弱まり、痛みが起こりやすくなります。月経は定期的に「血」を消耗するため、もともと不足傾向のある方は症状を強く感じやすいことがあります。

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漢方が目指すアプローチ

 漢方の目的は、痛みだけを抑えることではなく、その背景にある体質的な要因を整えることにあります。

・滞りが主な原因なら、巡りを穏やかに促し、流れをスムーズにすることで痛みが生じにくい状態を目指します。

・不足が背景にあるなら、足りないものを補い、からだ本来の力を養います。内側から潤いと栄養を満たすことで、刺激や変化に対応しやすい健やかな状態へと導きます。

 このように、痛みの種類や体質を見極め、その根本に働きかけて全体のバランスを整えていくことが、漢方の考え方です。

【生理痛・生理不順に漢方】

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2025年9月 1日 (月)

便秘に悩んだとき ― 漢方で見つける自分に合った整え方 **

 「便秘で悩んでいます。排便は2〜3日に1回程度で、ひどい時には4〜5日あくこともあります。

 お腹の張りはありませんが、便がウサギの糞のようにコロコロと硬く、すっきり出ないため、トイレに1時間近くかかってしまうこともあります。」Ky21_19

 多くの人が抱えるお通じの問題。便秘といっても、その状態やつらさは人によってさまざまです。

 「何日も出ない」「お腹が張って苦しい」「出てもすっきりしない」など、悩みの形は一人ひとり異なります。

 西洋医学では、便秘薬を使って腸の動きを直接刺激したり、便を柔らかくしたりする方法が一般的です。

一方で漢方では、「なぜ便秘になっているのか」という原因に注目し、体全体のバランスを整えることで改善をめざします。

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漢方で考える便秘のタイプ

 漢方では、お通じは体からの大切なサインだと考えます。Photo_20250829120301

 便の硬さや形、お腹の状態から、体の内側で起きていることを推測します。代表的なタイプをご紹介します。

1. 腸の「うるおい不足」タイプ

 ウサギの糞のようにコロコロと硬い便が出るのが特徴です。

 体をうるおす「血(けつ)」や「水(すい)」が不足して腸が乾燥していることが関係していることも考えられます。便が硬いために時間がかかったり、強くいきむ必要があったりします。

2. 「気」のめぐりが滞るタイプ

 お腹が張って苦しい、便意はあるのに出にくい、少量で残った感じがする――。

 これは生命エネルギーである「気(き)」の流れがストレスなどで滞り、腸の動きがスムーズでなくなることが関係している場合もあります。イライラやため息が多い方が比較的多くいらっしゃいます。

3. エネルギー不足で「出す力」が足りないタイプKy22_07_20250829153001

 便意が弱く、トイレでいきむ力も出にくいタイプです。排便後に疲れてしまうこともあります。

 体を動かすエネルギーである「気」が不足(気虚:ききょ)しているため、便を押し出す力が弱まっている場合も考えられます。疲れやすい、食欲があまりない方もいらっしゃいます。

4. お腹の「冷え」が原因のタイプ

 体が冷えることで腸の働きが鈍り、便秘につながるタイプです。

 お腹を温めると楽になる、温かい飲み物で調子が良くなる場合もあります。背景にはエネルギー不足も関わっている場合があります。

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 このように漢方では、同じ「便秘」という症状でも、その方の体質や状態によって原因のとらえ方が異なります。

一人ひとりに合った方法で体のバランスを整えることにより、自然なお通じをめざしていくのが漢方の考え方です。

【便秘・腹痛に漢方】

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2025年7月 5日 (土)

お腹の冷え、胃が弱い、緊張に心と体を整える漢方

「お腹が冷えています。腰の周りも冷たいです。

便秘でお腹が張ると、胃炎になります。Ky22_09_20250630162501

10代の頃から胃が弱くて、

神経性胃炎のお薬を処方していただいていた時期もありましたが、

薬に負けるというか、そんな感じになります。

常に体が緊張しているような感じで、

カチコチに固まっている感じがしています。眠りも浅いです。」

 このようなご相談をいただくことがあります。

 胃腸の調子が悪くなると、食事が楽しめなかったり、気分が落ち込んだりと、日常生活にも大きな影響が出てしまいます。また、常に体がこわばって緊張しているような感覚や、眠りの浅さなどが重なると、「何から手をつけたらいいのかわからない」と感じてしまうこともあるでしょう。

 漢方では、こうした症状を一つ一つバラバラに見るのではなく、心と体をひとつのつながったものとしてとらえます。お腹の冷えや便秘、胃の弱さはもちろん、緊張感や不眠も含めて、「体全体のバランスの乱れ」として捉えるのが特徴です。

 たとえば、お腹の冷えは「陽気(ようき)」の不足と考えられ、体を温める力が弱まっているサインとみなされます。また、緊張しやすく眠りが浅い状態は、「気(き)」の巡りが滞っていることや、「肝(かん)」の働きの乱れと関係している場合があります。

 こうした複合的な不調に対しては、体質や症状の傾向を参考にしながら、心身の状態に合わせた処方を検討しております。薬に敏感な方や、これまでの治療で思うような改善が見られなかった方からのご相談も多いです。 

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