へバーデン結節が仕事で悪化に漢方
「へバーデン結節ですが、清掃の仕事をしていて、細かい作業が多いので、特に右手の痛みがひどいです。
それ以外に首や肩、ひざも痛くなっています。」
このようなご相談を受けることがあります。
へバーデン結節は、指の第1関節が変形して痛みを伴う状態で、特に手をよく使う仕事の方にとってはつらい症状です。
進行すると指の動きが制限されるだけでなく、物をつかむ、絞るなど日常の動作にも支障が出てきます。加えて、首や肩、ひざなど他の関節にも痛みが出てくると、全身の疲れやすさや気分の落ち込みにもつながりかねません。
漢方では、こうした複数の部位にまたがる痛みやこわばりを、「血(けつ)」や「気(き)」のめぐりの滞りと捉え、全身のバランスを整えることを目指します。体質や痛みの性質(冷えると痛む、朝がつらい、夕方になるとむくみやすい、など)を丁寧に伺いながら、その方に合った処方を選びます。
たとえば、手先の冷えが強く、朝にこわばるタイプの方もいれば、湿気や天候の変化で痛みが増すという方もいらっしゃいます。また、年齢とともに体力が落ち、関節を支える力そのものが不足しているケースも少なくありません。
水戸部クリニックでは、ただ「指が痛い」だけを見るのではなく、その背景にある生活習慣やお仕事の負担、体全体の状態を考慮して、症状の軽減だけでなく日々の生活が少しでも楽になるようお手伝いしています。
関節の変形そのものを元に戻すことは難しいものの、痛みがやわらいだり、動かしやすくなったりすることもあります。
【へバーデン結節に漢方】
体の内側から整えることで、日常生活が少しでも楽になるようにお手伝いしています。手の痛みや疲れが積み重なり、気分まで沈んでしまうようなときも、お気軽にご相談ください。
水戸部クリニックでは、ご相談しやすい環境づくりをスタッフ一同で心がけております。お気軽にご相談ください。
医師の処方による漢方薬は、健康保険が適用になります。