指の痛みとこわばりに漢方のちから ―**
「両手の指の関節が痛いです。
最近痛みが強くなって、指が曲げられないので、物を握りにくいです。
何もしなくても痛いです。」
指の関節の痛みは、年齢による変化や、使いすぎ、冷えなど、さまざまな原因で起こります。
朝や寒い時期にこわばりを感じる方、動かし始めに痛む方、何もしなくても痛みがある方など、症状の現れ方も人それぞれです。
今回も簡単に理解したい方、詳しく知りたい方のために分けて掲載します。
✨簡単に理解したい方へ
漢方では、このような関節の痛みを「気・血・水(き・けつ・すい)」のめぐりが悪くなった状態としてとらえます。冷えや湿気、疲労の蓄積などが原因で流れが滞ると、関節に炎症や痛みを感じやすくなるのです。
体の内側から血流を良くし、炎症を鎮めることで、少しずつ痛みの軽減を目指していきます。
痛み止めとは異なり、根本から体質を整えるのが漢方治療の特徴です。
✨詳しく知りたい方へ
東洋医学では、指の関節痛は「痺証(ひしょう)」の一種と考えます。これは、風・寒・湿といった外的要因が体内に入り込み、「気血の流れ」を妨げることで痛みやこわばりを起こす状態です。
特に、冷えが強い方では「寒痺」、むくみや重だるさがある方では「湿痺」、熱をもつ痛みでは「熱痺」と呼び、それぞれ異なる体質的背景を持っています。
・寒痺タイプ:冷えると痛みが強く、温めると楽になる。
・湿痺タイプ:重だるく、むくみやすい。雨の日に痛みが出やすい傾向。
・熱痺タイプ:赤み・腫れ・熱感を伴い、じっとしていても痛む。
また、慢性的に続く場合には、血(けつ)や腎(じん)の不足が背景にあることも多く、加齢や疲労の蓄積によって痛みが抜けにくくなる傾向があります。
漢方では、こうした体の状態を見極め、冷えや湿気を取り除く、血流を改善する、腎を補うといった多角的な視点から体全体を整えることで、症状の改善をめざします。
関節の痛みは、「使いすぎ」や「老化」だけではなく、体のバランスの乱れを知らせるサインでもあります。
無理をせず、温めや睡眠、食事などの養生も合わせて見直すことで、改善の道が見えてくることがあります。
水戸部クリニックでは、ご相談しやすい環境づくりをスタッフ一同で心がけております。
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医師の処方による漢方薬は、健康保険適用です。





















