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アトピー性皮膚炎

ステロイド中止したい、使いたくない方

2025年3月25日 (火)

春の養生と漢方

 春は自然界が目覚める季節であり、人の体も活性化する時期です。Ky52_05_20250325111201

漢方の古典では、この時期を発陳(はっちん)と呼びます。

 冬の間にしまい込まれていたエネルギーが湧き上がってくる季節です。

 芽吹きの時期であり、動物も活発に活動を始めます。

人間の体の中にこもっていた持病やアレルギーが吹き出してくる季節でもあります。Ky17_01_20250325111201

花粉症に漢方Kahun

          

 

 

花粉皮膚炎に漢方  Hihu     

 

 

 

 

 気温が高くなるにつれて体の中の陽のエネルギー(陽気)が増えてくる季節になります。

心や体をのびやかにして、適度に陽気が発散されるように過ごすようにすることが推奨されています。

 うまく発散ができないと、のぼせや不眠、無気力などの症状となって表れる場合があります。Ky14_14_20250325111301

いわゆる『5月病』と呼ばれる症状になります。「自律神経のバランスが・・・。」と受診される方が多くなります。

自律神経失調症に漢方Jiritu

 

 

 

 また神経痛や関節痛が悪化する方も多くなります。

痛み、しびれ、むくみに漢方 Pain

 

 

 

 

このような症状の予防や改善のために

 早起きを心がけ、適度に体を動かす

リラックスして過ごせる工夫をする

春野菜(たけのこ、菜の花、ホウレンソウなど)

酸味のある食品(酢、梅干しなど)

体が冷えないように、温かいスープや食事を摂るなどの工夫もよいでしょう。

 水戸部クリニックでは、季節変化や患者さんそれぞれの症状や体質を考慮した漢方薬を検討しております。

 医師の処方による漢方薬は、健康保険適用です。

【新潟の漢方外来・水戸部クリニック】

2025年3月 5日 (水)

啓蟄(けいちつ)は皮膚炎も吹き出す⁉

今年の啓蟄は、本日3月5日です。

 啓蟄(けいちつ)は、

冬眠していた虫たちが土の中から這い出してくる時期です。

 この時期は植物が芽吹き始めるとともに、

皮膚炎が現れやすくなる時期でもあります。Ky26_02_20250304201601

 冬の間は皮膚の血流が低下しやすく、

ターンオーバー(新陳代謝)も滞りがちになります。

 そのため、皮膚の表面に十分な栄養が行き届かず乾燥しやすくなるうえ、

皮膚の奥深くに炎症物質が閉じ込められる傾向があります。

 啓蟄の時期が近づくと、

体の内側からエネルギーが湧き上がるのに伴い、

冬の間に押さえ込まれていた炎症物質が皮膚表面に吹き出すことがあります。

 そのため、急に皮膚炎が現れて受診される方や、

症状の悪化を訴えて受診される方が増える季節です。Ky39_01-3

【皮膚症状に漢方治療】Ky27_01_20250304202001

◇二十四節気と東洋医学

 二十四節気は、古代中国から伝わる暦であり、

1年を24の節気に分けて季節の移り変わりを表します。

 東洋医学では、この節気に基づいて体調管理や治療法が行われます。

立春(2月4日頃):冬から春への移行期で、

体のエネルギーが活性化し始める時期。

 デトックスやエネルギーを高める治療がよいでしょう。

・啓蟄(3月5日頃):冬眠していた虫たちが土の中から這い出してくる時期。

 この時期には体内のエネルギーも活発になるため、

デトックスや新陳代謝を促す治療がよいでしょう。

 冬に蓄積された炎症物質が皮膚に現れることがあり、

皮膚ケアも重要です。

 水戸部クリニックでは、

東洋医学の視点から季節変化も考慮した処方を検討しております。Photo_20250304004001

西洋医学と東洋医学の統合診療を行っております。

 医師の処方による漢方薬は、

健康保険適用です。

【新潟の漢方外来・水戸部クリニック】

2025年2月12日 (水)

アトピーで背中がかゆいに漢方

 「アトピーで、背中のかゆみがひどいです。A307_032_20250212122701

 市販のステロイドで対応していましたが、

乾燥がひどくて、

眠れなくなっているので、

漢方薬もいいかなと思って受診しました。」

 手足の冷えが強く、

乾燥によるかゆみで、

寝ていて目が覚めるとのことでした。

アトピー性皮膚炎の中でも、

乾燥が強いタイプの方は、

皮膚のバリア機能が低下しやすく、

かゆみや炎症が慢性化しやすい傾向にあります。

【乾燥肌に漢方】Ky27_01-2_20250212151501

 漢方では「体全体のバランスの乱れ」としてとらえて、

血の巡り(血行不良)、炎症、

ストレスなどの影響を考慮した処方を検討いたします。

1. 冷えによる血行不良

 血流が滞ると、

皮膚に必要な栄養やうるおいが行き届かず、

乾燥が悪化します。Ky29_02_20250212151801

 漢方では、血の巡りを良くし、

皮膚のうるおいを保つ処方を用いることが多いです。

日常生活のポイント

◇体を冷やさないような食品の摂取を心がける

◇適度な運動で血流を促す

◇入浴で体を温め、血行を良くする

2. 皮膚の炎症・かゆみ

 乾燥が進むと、かゆみが生じ、

かきこわしによる炎症につながることがあります。

 漢方では、炎症を鎮め、

皮膚のバリア機能を整えることを目的とした処方を

中心に検討しております。

日常生活のポイント

◇肌にやさしい衣類を選ぶ(綿素材など)

◇刺激の少ないスキンケアを取り入れる

3. ストレスによるかゆみ

 アトピー性皮膚炎の乾燥タイプの方は、

ストレスによってかゆみが悪化しやすい傾向があります。

 特に、帰宅後や就寝前にかゆみが強まることが多いです。Ky27_06_20250212151901

 漢方では、気の巡りを整え、

リラックスしやすくする処方を検討する場合が多いです。

日常生活のポイント

◇深呼吸やストレッチでリラックスする

◇睡眠の質を高める(寝る前のスマホ使用を控える)

◇バランスの良い食事を心がける(皮膚は内臓の鏡という考え方)

 乾燥が強いアトピー性皮膚炎では、

外側のスキンケアだけでなく、体の内側から整えることも大切です。

 一人ひとりの体質に合わせた漢方治療も効果的です。

【アトピー性皮膚炎に漢方】

 水戸部クリニックでは、

ご相談しやすい環境づくりを

スタッフ一同で心がけております。Photo_20250212161501

 お気軽にご相談ください。

 医師の処方による漢方薬は、

健康保険適用です。

【新潟の漢方外来・水戸部クリニック】

2025年1月 7日 (火)

冬の乾燥肌、年齢、体質に合わせた漢方

冬の乾燥による肌トラブルにお悩みの方が増える季節です。Ky26_08

冬の乾燥肌とその症状

冬は気温の低下と空気の乾燥が進み、

さらに暖房の影響で室内も乾燥しがちです。

この季節は、以下のような肌トラブルのご相談が多くなります。

◆体がかゆい チクチクする

◆かきむしる 血が出るまでかく

◆入浴後、布団に入って体が温まるとかゆい

特に乳幼児、高齢者、アトピー肌の方が影響を受けやすいです。

【乾燥肌に漢方】

漢方治療の視点

漢方では、乾燥肌を「体全体のバランスの乱れ」として捉えます。Photo_20250107120401

◆冷えなどによる血行不良

 血流を改善し、皮膚にうるおいを与える漢方薬など

◆皮膚の炎症、かゆみが強い

かきこわしなどによる炎症を鎮める漢方薬など

◆ストレスでかゆみが増す

帰宅するとボリボリかく、イライラするとかくKy27_06-3_20250107120601

 気の巡りを改善する漢方薬など

 漢方薬は、年齢や症状、体質に合わせた処方になります。

 水戸部クリニックでは、

ご相談しやすい環境づくりを

スタッフ一同で心がけております。

 お気軽にご相談ください。

 医師の処方による漢方薬は、

健康保険適用です。

【新潟の漢方外来・水戸部クリニック】

2024年11月12日 (火)

秋のアトピー肌対策の漢方

 秋のアトピー肌は、

◆乾燥してかゆくなってきたKy27_01_20241112110401

◆皮膚がボロボロとはがれ落ちる

◆ゴワゴワと硬くなってきた

とのご相談が多くなっております。

 秋は、皮膚の潤いや栄養が不足して

皮膚が乾燥してかゆみを生じる方が多くなります。Ky27_06-3_20241112110501

 漢方では、皮膚表面の血流を改善して、

皮膚に潤いや栄養を届ける処方が中心となります。

 夏までの漢方薬で調子が良かった方でも

乾燥やかゆみが気になると受診される方が増えています。

 皮膚の状態や体調変化などに合わせて

漢方薬の変方をお奨めする方が増える季節です。

 お気軽にご相談ください。Photo_20241112110601

 医師の処方による漢方薬は、

健康保険適用です。

【アトピー性皮膚炎に漢方】

 水戸部クリニックでは、

ご相談しやすい環境づくりを

スタッフ一同で心がけております。

 お気軽にご相談ください。

【新潟の漢方外来・水戸部クリニック】

2024年10月30日 (水)

手荒れの漢方薬は、季節変化に合わせて

 手荒れで受診されている方は多いです。

 夏の間は、水疱や浸出液に悩まされている方が多かったですが、

気温の低下や空気の乾燥などにより、

乾燥やひび割れに悩む方のご相談が多くなっています。Ky27_06-3_20241029165301

 漢方では皮膚表面の状態や

季節変化、生活環境の変化なども

考慮して処方を検討いたします。

 乾燥が強い場合は、

皮膚に潤いを与える漢方薬が中心となります。

 夏からの汗などにより

皮膚の潤い成分が流れてしまい、

夏の終わりごろから皮膚の乾燥やかゆみに

悩まされる方が多くなります。

 また、皮膚が冬型の皮膚に変わってきますので、

それに伴い皮膚表面の血流が低下して、

皮膚の乾燥がより顕著になる方が増えます。

 漢方では、皮膚の炎症を鎮めたり、

皮膚に潤いを与える処方などが中心となります。

【乾燥肌に漢方】

 水戸部クリニックでは、

患者さんそれぞれの症状や体質、

皮膚の状態を考慮して処方を検討しております。Ky27_01_20241029165301

 アトピー性皮膚炎や乾燥肌のかゆみでつらいお子さんの

ご相談も受け付けております。

【子供の乾燥肌】

 お気軽にご相談ください。

 医師の処方による漢方薬は、

健康保険適用です。Photo_20241029165401

【新潟の漢方外来・水戸部クリニック】

2024年10月 6日 (日)

秋の乾燥による症状に漢方

 なんとなく喉がイガイガするKy18_01-4

 乾いたが続いている

 皮膚がかゆい

 手荒れやあかぎれなどのKy26_20-8_20241004000101

症状は乾燥が原因となっている場合があります。

 東洋医学の視点では、

年齢や体質、季節や環境の変化なども

考慮した処方になります。 Photo_20241004000201

 水戸部クリニックでは、

ご相談しやすい環境づくりを

スタッフ一同で心がけております。

 お気軽にご相談ください。

 医師の処方による漢方薬は、

健康保険適用です。

【新潟の漢方外来・水戸部クリニック】

2024年9月 5日 (木)

1年前からの湿疹に漢方

 「1年前からの湿疹が治りません。

 塗り薬を塗ると治まりますが、

じんましんみたいに出るようになりました。」Ky27_06-2_20240905214301

 治りにくい湿疹や皮膚炎に体の中から皮膚を整える

漢方治療を行っております。

【湿疹・皮膚炎に漢方】

 漢方では、湿疹の状態や

ひとり一人の体質、年齢、

生活環境、職場環境なども含めて処方を検討します。

 季節変化などの環境の変化なども

皮膚への影響が出る場合が多いです。

 皮膚症状の変化に合わせた漢方薬になります。

 医師の処方による漢方薬は、

健康保険適用です。

【新潟の漢方外来・水戸部クリニック】

2024年9月 4日 (水)

登下校、部活の汗でかゆみに漢方

 「体がかゆいです。

 自転車登校で汗をかいて、

部活もあるので、

帰宅するとワーッとかいています。」A303_025_20240904175401

 アトピーの肌は、

皮膚のバリア機能が低下しているので、

自分の汗によってもかゆくなる方が多いです。

 汗に対応した漢方薬が効果的です。

【こどものアトピーに漢方】

 漢方治療では、

皮膚表面の改善と

体の中からの体質改善になります。Photo_20240904175501

 お子さんそれぞれの症状や

体質に合わせた漢方薬が効果的です。

 医師の処方による漢方薬は、

健康保険適用です。

 新潟市で診療を行っておりますが、

新潟県内の遠方からの方、

新潟県外から受診される方も多いです。

【新潟の漢方外来・水戸部クリニック】

2024年8月 6日 (火)

夏に湿疹が再発の子供に漢方

 「ずっと調子が良かったのですが、

夏になったら、

少し湿疹が出始めたので、

去年みたいにならないうちにと思って

受診しました。」Ky27_01-3_20240728205701

 昨年は、激しいアトピーで

ただれて痛いくらいの状態でしたが、

改善されてからは漢方薬も服用しないで

安定していたそうです。

 漢方薬の服用により、

湿疹が減り気にならないくらいになりましたので、

飲み切り中止としました。

【子供のアトピーに漢方】

 漢方薬は、生後2、3ヶ月のお子さんから

服用できます。

【こどもの漢方】

 水戸部クリニックでは、

患者さんそれぞれの症状や

体質に合わせた漢方薬を処方しております。Photo_20240728201901

 医師の処方による漢方薬は、

健康保険適用です。

 お悩みやご不安に

ご相談しやすい環境づくりを

スタッフ一同で心がけております。Icon_medical_woman01_20240728205701

 お気軽にご相談ください。

 新潟市で診療を行っておりますが、

新潟県内の遠方からの方、

新潟県外から受診される方も多いです。

【新潟の漢方外来・水戸部クリニック】

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