「非結核性抗酸菌症です。病院のお薬を飲んでいますが、血痰と咳が出て、息苦しい状態が続いています」
『痰の状態はどうでしょうか。さらっとした痰ですか? 切れにくい痰ですか? 咳払いをしないと切れない、といったことはありますか?』
「朝方になると、のどの辺りで痰がゴロゴロしています。それからサラサラしたものが、のどの奥に落ちてくるんです」
『のどの奥に落ちるのは、後鼻漏(こうびろう)ですね。そちらも考慮して処方を検討しましょう。お仕事はされていますか?』
「農家です。今は畑仕事が中心ですが、新潟の冬は冷え込みますし、土埃が影響しているのかもしれないとは言われました」

新潟の気候と「痰・しんどさ」の関係
越後平野の厳しい冬や、季節の変わり目の湿潤な気候は、私たちの呼吸器に少なからず影響を与えます。
非結核性抗酸菌症は、肺や気道の炎症が長引く病気ですが、新潟特有の「底冷え」による冷えや、農作業での乾燥・土埃などが重なると、痰が絡みやすくなったり、咳払いが止まらなくなったりと、息苦しさがより強く感じられることがあります。
のどの奥に鼻水が落ちる「後鼻漏」も、冷えや湿度の変化で悪化しやすく、日々の生活をさらにしんどいものにさせてしまいます。
漢方で考える「雪国の暮らしを考慮した」処方
漢方では、病名としてとらえるのではなく、この土地で暮らす皆さんの体質を細かく整理し、お一人おひとりに合わせた漢方薬を検討しております。
◆冷えと痰の性質: 新潟の寒さで体が冷え、痰がさらさらと増えていないか?
◆粘りと炎症: 逆に熱を持って痰が粘り、切れにくくなっていないか?
◆農作業を支える体力: 畑仕事で体力を消耗し、痰を出す力が弱まっていないか?
漢方治療は、「痰を出しやすくする力」「呼吸を楽にする力」「冬の寒さに負けない体力」を整えることを目的とします。
つらい症状に寄り添った診療
西洋薬による治療を大切にしながら、漢方を上手に併用することで、日々のしんどさを和らげ、大好きな農作業や日常生活をより快適に過ごせるようになる選択肢もご検討されてはいかがでしょうか。
また、水戸部クリニックには漢方の相談をお受けしている女性薬剤師も在籍しております。
お薬の飲み方はもちろん、女性だからこそ相談したいデリケートなお悩みについても、安心してお話しください。
水戸部クリニックでは、ご相談しやすい環境づくりをスタッフ一同で心がけております。
お気軽にご相談ください。
なお、医師の処方による漢方薬は、健康保険適用です。
【新潟の漢方外来・水戸部クリニック】