咳、痰が1か月以上続くに漢方
「咳が1か月以上続いています。
痰もからんでいて、のどに落ちるので、それが刺激になって咳きこみます。
声もかすれたままです。」
風邪などによる気管支炎が長引き、咳や痰の症状がなかなか改善しないというご相談が多いです。
東洋医学では、咳や痰が長引く背景には「肺」の機能の低下だけでなく、生命力や体内の水分代謝のバランスの乱れなども考慮します。
たとえば、体力の消耗や季節の変わり目による冷え、日常のストレスや過労などの影響で体のバランスが崩れ、咳が慢性化してしまうことがあります。
痰が多く、のどに落ちる感覚(後鼻漏)や咳き込みが続くような場合は、余分な水分や老廃物が体内に停滞しているととらえ、そうした状態を整えることも考慮した処方を検討します。
また、声のかすれが続いている場合には、喉の潤い不足なども考慮します。乾燥しやすい季節や空気の状態も影響するため、日々の生活環境を見直すことも大切です。
このように、咳や痰が長引くときには、症状だけでなく、体質や生活習慣、季節との関わりなど、さまざまな面から検討します。
水戸部クリニックでは、西洋医学と東洋医学の両面から現在の症状や体質を考慮して処方を検討しています。
咳や痰、後鼻漏が長引いて気になる方は、お気軽にご相談ください。
医師の処方による漢方薬は、健康保険の適用となります。