乳腺炎で痛い・つまる やさしく整える漢方ー**
「出産して3か月になります。
乳腺炎がひどくなって、搾乳機を使っていたら、
もとの量にもどしたいです。」
出産後の乳腺炎は、胸の張りや痛み、発熱を伴うこともあり、
授乳中のママにとって、とてもつらい症状です。
無理に搾乳したり、冷やしすぎたりすると、かえって悪化することもあります。
このような症状に悩む方に、漢方治療についてのお話です。
ささっと理解したい方、詳しく知りたい方用に掲載します。
✨【簡単に知りたい方へ】
漢方では、乳腺炎を「気(エネルギー)」や「血(栄養)」の流れが滞って熱がこもる状態と考えます。
胸の張りや痛み、しこりがあるときは、まず“滞りを流す”ことが大切です。
無理に母乳量を増やすよりも、炎症やつまりを改善して、自然に出る流れを整えることをめざします。
✨【詳しく知りたい方へ】
東洋医学では、乳腺炎は「気滞(気の流れが滞る)」「血熱(熱がこもる)」「湿熱(老廃物がたまる)」などが関係すると考えます。
ストレスや疲労、睡眠不足が続くと気の巡りが悪くなり、乳腺の流れも滞ってしまいます。
また、出産後は血(けつ)が不足しやすく、身体のバランスが崩れやすい時期です。
漢方治療では、
・熱や炎症を鎮めて痛みを和らげる
・気や血の巡りを良くしてつまりを解消する
・体力を補い、母乳の質と量を自然に整える
といった方向で、症状と体質に合わせて処方を検討します。
胸の痛みやしこりが落ち着いてくると、
母乳の流れがスムーズになり、結果的に量も安定してくる方が多いです。
✨【ご相談はお気軽に】
水戸部クリニックでは、ご相談しやすい環境づくりをスタッフ一同で心がけております。
お気軽にご相談ください。
医師の処方による漢方薬は、健康保険適用です。





































