カテゴリー

冷え

冷える部分や体質に合わせた漢方

2025年5月19日 (月)

抗がん剤による足のしびれに漢方

 「ずっと足がしびれています。少し冷たい床を歩いたり、水を触ったりしただけで、両足がしびれます。抗がん剤の点滴を受けるようになってから始まっています。」A307_121_20250519161601

 こうした訴えは、抗がん剤治療を受けている方からよく聞かれるものです。特に足先や手先に感じるしびれや冷感は、治療の副作用としてあらわれることがあります。西洋医学では「末梢神経障害」として知られていますが、東洋医学ではまた少し違った捉え方をします。

東洋医学でのとらえ方

 東洋医学では、しびれや冷え、痛みといった感覚異常は、体内の「気(き)・血(けつ)」のめぐりが滞っている状態と捉えます。特に抗がん剤の影響で血流やエネルギー循環の働きが弱まると、末端まで栄養や温かさが届きにくくなり、しびれや冷えが起こると考えられています。また、「寒さ」が体に入り込むと、しびれや痛みを悪化させることもあります。

漢方的にとらえたしびれの治療とは

 東洋医学では、こうした状態に対して体質や状態を見極Photo_20250519161701 めながら、気血の巡りを助けたり、体を内側から温めたりすることで、しびれの改善を目指します。体の中の冷えや滞りを軽くし、神経の働きを支えるアプローチを行います。

 特に抗がん剤治療を受けている方では、体力の消耗や胃腸の弱りなども同時に起きていることが多いため、慎重に全身の状態を見ながら考えていく必要があります。

【痛み・しびれ・むくみに漢方】

健康保険適用の漢方薬 

 水戸部クリニックでは、ご相談しやすい環境づくりをスタッフ一同で心がけております。 西洋医学的なケアと並行して、東洋医学の視点を取り入れることで、少しでも日常生活が楽になる助けになればと考えています。体質や治療状況に応じて対応を考えますので、お気軽にご相談ください。医師の処方による漢方薬は、健康保険が適用です。

【新潟の漢方外来・水戸部クリニック】

2025年5月 5日 (月)

冷えて冷えてつらい方に漢方

「心臓の薬を飲んでいます。

 このような薬を飲んでいます。

 この薬を飲むようになってからだと思いますが、体の冷えを感じるようになりました。

 夏でも冷えて冷たくて、水の中に手を入れると氷のように冷たくなって、温かさが戻ってきません。A307_121-2_20250505013601

心臓の方は安定しているので、このお薬でよいと言われていますが、冷えて冷えて異常な状態です。

少しでも体が温まるようにならないでしょうか。」

 このようなご相談をいただくことがあります。

 心臓のお薬は命を守るために欠かせない大切な治療ですので、主治医の先生にご相談してください。

その一方で、「冷え」を強く感じるようになったという方のご相談をいただくことがあります。

東洋医学では「冷え」も大切なからだのサイン

 東洋医学では、「冷え」は単なる不快感ではなく、体の巡りやエネルギーの乱れの現れと考えます。

 今回のように、手足が冷たく、温めてもなかなか戻らない冷えは、体を温める力(陽気)が弱くなっていたり、血の巡りが滞っている状態と捉えます。また、心臓の薬の中には、血管を広げたり、心拍をゆるやかにしたりするものもあり、その影響で末端の血流がやや不足し、「冷え」として感じられることもあります。

 冷えの症状がつらいとき、水戸部クリニックでは東洋医学の視点も取り入れながら、体全体のバランスの乱れを考慮して漢方薬の処方を検討しております。

・手足の冷えがひどい

・温めても戻らない

・胃腸が冷えやすい

・疲れやすく体力が落ちてきた

などの症状や体質を考慮して対応を検討します。

 水戸部クリニックでは、西洋医学と東洋医学の両面から現在の症状や体質を考慮して、処方を検討しています。Photo_20250505014101

 お気軽にご相談ください。

【冷え性に漢方】

 医師の処方による漢方薬は、健康保険適用です。

【新潟の漢方外来・水戸部クリニック】

2025年4月25日 (金)

だるさ、震えるような冷えで起きれなくなるに漢方

「起きられないくらいだるいです。

めまい、頭痛がして、ドキドキします。

そして、震えが止まらなくなるような冷えが発作的に起こります。A307_052_20250425165401

検査を受けても異常はないそうですが、

とにかくだるいです。」

このような、原因がはっきりしない強いだるさや冷えにお悩みの方のご相談が多いです。

【冷え性に漢方】

激しい疲労感・冷え・不調感──その背景にある体のバランスの乱れ

 漢方では、症状そのものだけでなく、体全体のバランスの乱れに注目し、体質や生活背景を考慮して、体の中からの質改善を検討します。

たとえば、

 ・忙しさが続き、休息が取れない方

 ・手術や出産後など、体力が落ちた状態が続いている方

 ・季節の変わり目やストレスで、急に冷えやだるさを感じるようになった方

など、背景はさまざまです。

 漢方の視点からの冷えやだるさ

・気虚(ききょ) 体のエネルギーが不足している状態。

・陽虚(ようきょ)体を温める力が低下している状態

・血虚(けっきょ)体の血の部分の不足や循環の低下などによる

・水滞(すいたい)体の中の水分代謝の滞りによる

などを冷えやだるさの原因としてとらえます。

【疲れ・だるさ・、慢性疲労に漢方】

 水戸部クリニックでは、東洋医学と西洋医学の両面から、患者さんそれぞれの体質や症状に合わせた治療を検討しております。Photo_20250425165901

検査では異常が見つからないけれど、つらさが続いている・・・そのような方も、お気軽ご相談ください。

 医師の処方による漢方薬は、健康保険適用です。

【新潟の漢方外来・水戸部クリニック】

2025年4月 9日 (水)

朝に気分の落ち込み、腹痛に漢方

 「生理が近くなると、朝に気分が落ち込みます。

 お腹が冷えて痛くなります。

 生理の時に血の毛がひくようになって顔が冷たくなります。A307_069_20250409122701

 体調も悪くなって、子供のめんどうもみれないほど落ちこみます。」

 生理前の不調、いわゆるPMSの症状は、日常生活に影響が出る方が多いようです。

ホルモンバランスを整える漢方薬による治療を行っております。

 PMSの症状は、身体症状と精神症状があります。

◆身体症状

・頭痛、片頭痛

・めまい、クラクラする224_20250409122301

・だるさ、疲れ

・肩こり、腰痛、腹痛、お腹の重い感じ

・冷えや悪寒、のぼせ、ほてり

・むくみ、顔や体、手足など

・胸の張りや痛み

・肌荒れ、にきびが悪化

◆精神症状

・イライラや不安感A307_073_20250409123001

・気分の落ち込み、涙が出るなど

・集中力の低下

・感情の起伏が激しくなる

・眠れない・中途覚醒

など様々です。

【PMSに漢方】

 漢方では、ひとり一人の症状や体質を考慮した処方になります。

 診察時に、よくお話を伺うことでお困りの症状が起こっている体のバランスの乱れを整える処方を検討しております。

 年齢や生活環境、生活習慣、学校や職場環境なども考慮して、患者さんそれぞれの症状が起こる原因となっている体のバランスの乱れやホルモンバランスを整える処方を検討します。

 漢方薬は自然の生薬から作られますので、体にやさしく作用します。

 水戸部クリニックでは、ご相談しやすい環境づくりをスタッフ一同で心がけております。

お気軽にご相談ください。

 医師の処方による漢方薬は、健康保険適用です。

【新潟の漢方外来・水戸部クリニック】

2025年4月 8日 (火)

足が冷えて、頻尿、眠れないに漢方

足が冷えて、夜中に目が覚めてしまいます

「足先がとても冷たくて寝つきも悪く、夜中にトイレで目が覚めてしまいます。

 眠った感じがなく、日中の仕事中に眠くなってしまうこともあります。」Ky29_06_20250408171501

 冷えは、単に寒さを感じるだけでなく、睡眠の質や日常生活にも大きな影響を及ぼします。

特に、足先の冷えは寝つきを悪くし、途中で目が覚めてしまう原因にもなります。

 このような「冷え」を改善するためには、体全体のバランスを整えることが大切です。

 東洋医学では、冷えによって生じる不調を「体のバランスの乱れ」と捉え、一人ひとりの体質に合わせた漢方治療を考えます。

【冷え性に漢方】

~*~*~*~*~*~

冷えの原因に応じた東洋医学的な見方Photo_20250408171601

陽虚(ようきょ)の冷え

体を温めるエネルギー(陽気)が不足していると、全身が冷えやすくなります。

血虚(けっきょ)の冷え

血が不足することで血流が悪くなり、手足の先が冷えやすくなります。

気滞(きたい)の冷え

ストレスや緊張などで「気」の巡りが滞ると、末端が冷えやすくなります。

水滞(すいたい)の冷え

体に余分な水分がたまりやすく、それが冷えを引き起こすことがあります。

 漢方では、こうした体の状態を丁寧に見極めながら、体の内側からバランスを整えることを目指します。

 冷えや睡眠の不調でお悩みの方は、お気軽にご相談ください。

 医師の処方による漢方薬は、健康保険適用です。

【新潟の漢方外来・水戸部クリニック】

2025年3月29日 (土)

むくみと手足の冷えに漢方

Ky45_02-1_20250326173901 「手足のむくみがつらいです。

手がパンパンで握りにくいです。

生理前にむくみで足が痛くなります。

 片足ずつむくみが出る日もあります。

 右足がむくんで重だるくなって、翌日は左足になったりします。」

 むくみの原因として他の疾患が関係している可能性もありますので、一度検査を受けてみることをお勧めします。

特に異常がない場合は、漢方によるアプローチを検討してみるのも一つの方法です。

漢方では、体の中から水分代謝を整えることを目指した治療を行います。

【むくみに漢方】

『むくみの出る部位やタイミングによって、漢方のとらえ方が異なります』

◆手の指がむくみで曲げにくい方

◆顔がむくみやすい方333_20250326182101

◆足がむくみやすい方

◆生理前にむくみが出る方 など、さまざまです。

水戸部クリニックでは、スタッフ一同、安心してご相談いただけるよう心がけております。

ご相談ください。

 医師の処方による漢方薬は、健康保険適用です。

【新潟の漢方外来・水戸部クリニック】

2025年3月11日 (火)

夜中に目が覚めると眠れない悩みに漢方

 「寝つきはいいのに、

夜中に目が覚めると眠れなくなる…

 仕方なくトイレに行ったり、

悶々と考えごとをしてしまう…」Ky53_04_20250310002401

このようなお悩みをお持ちの方は、

漢方の視点からアプローチしてみませんか?

漢方では、不眠は単なる睡眠の問題ではなく、

心や体のバランスの乱れとして捉えます。

たとえば、

◆ストレスや緊張によって心が休まらない

◆加齢や体力の低下により、眠りが浅くなるKy53_02_20250310002501

◆冷えや血流の滞りなどによって、深く眠れない

など、さまざまな要因が関係していると考えます。

患者さんそれぞれの症状や体質に合わせた処方を検討し、

穏やかな眠りを目指します。

【不眠に漢方】

 水戸部クリニックでは、

ご相談しやすい環境づくりをスタッフ一同心がけております。Photo_20250310002601

お気軽にご相談ください。

 医師の処方による漢方薬は、

健康保険適用です。

【新潟の漢方外来・水戸部クリニック】

2025年3月 6日 (木)

へばりつく後鼻漏に漢方

「慢性の副鼻腔炎で、

 鼻水がのどの奥にへばりついているような感じがします。A306_067_20250304003101

 また、ひどい冷え性で、すぐ風邪をひきます。」

 のどの奥に鼻水がとどまる、

へばりつく、

または鼻水がのどの奥に落ちるといった後鼻漏の症状に対して、

漢方治療を取り入れています。

 東洋医学では、後鼻漏の症状を次のようにとらえます。Ky18_12_20250304003301

◇サラサラとした鼻水がのどの奥に落ちる

◇粘り気のある鼻水がのどの奥に張り付く

 水戸部クリニックでは、

後鼻漏の原因となる体のバランスの乱れを考慮した処方を検討します。Photo_20250304004001

◆鼻炎や副鼻腔炎に伴う症状

◆肺や喉などの呼吸器系の機能が低下している

◆胃腸の働きが弱まり、水分代謝が滞っている

◆冷えや食生活の影響

このように、さまざまな要因が関係しているため、

漢方では体全体のバランスを整えることを大切に考えます。

【後鼻漏に漢方】

 水戸部クリニックでは、

ご相談しやすい環境づくりを

スタッフ一同で心がけております。Nurse_nocap_20250304004101

 お気軽にご相談ください。

 医師の処方による漢方薬は、

健康保険適用です。

【新潟の漢方外来・水戸部クリニック】

2025年3月 2日 (日)

頻尿で寝不足に漢方

「頻尿で寝不足です。」

「昼間もそうですが、夜中に4、5回トイレに起きます。

 寝た気がしないですし、これから農作業が始まるので朝が早いです。Ky23_02_20250302011402

 なんとかなりませんでしょうか。」

頻尿で悩む方のご相談は多いです。

東洋医学では、頻尿の原因として以下のようなものが考えられます。

◆腎虚 加齢や過労によって水分代謝に関わる働きが衰え、頻尿になりやすくなります。

◆気虚 体全体の機能を調節するエネルギーが不足し、尿をためる力が弱くなります。Ky23_03_20250302011401

◆冷え 体が冷えることで頻尿になることがあります。

◆水分代謝の滞り 体内の水分の巡りが悪くなることで頻尿が起こる場合があります。

 一人ひとりの症状や体質に合わせた漢方薬を検討することが大切です。

【頻尿・尿が出にくいなどに漢方】

水戸部クリニックでは、

ご相談しやすい環境づくりをスタッフ一同心がけております。

お気軽にご相談ください。Photo_20250302011501

 医師の処方による漢方薬は、

健康保険適用です。

【新潟の漢方外来・水戸部クリニック】

2025年2月25日 (火)

慢性的にお腹が冷えるに漢方

「ずっと以前から、お腹が冷えています。

消化が悪く、食べ物が残っている感じが続きます。Ky14192_20250224021301

 腰回りや足先がとても冷たく、

何をしても温まりません。

 冬は特に寒くて、つらすぎます。」

冷えに悩む方にとって、

冬は厳しい季節です。

 最強寒波の影響もあり、

冷えの症状を訴える方が増えています。

 気温に左右される方もいれPhoto_20250224021501 ば、

1年を通して冷えに悩む方もいらっしゃいます。

 東洋医学では、

冷えている部位や体質を考慮しながら治療を行います。

また、慢性的な不調の原因が冷えによるものの場合もあります。

【冷え性に漢方】

 水戸部クリニックでは、

診察時に細かくお話を伺いながら、

西洋医学と東洋医学の両面から、

不調の原因を考えた治療を検討しております。Icon_medical_woman04_20250224021601

 ご相談しやすい環境づくりを

スタッフ一同で心がけております。

 医師の処方による漢方薬は、

健康保険適用です。

 お気軽にご相談ください。

【新潟の漢方外来・水戸部クリニック】

より以前の記事一覧