お腹の冷え、胃が弱い、緊張に心と体を整える漢方
「お腹が冷えています。腰の周りも冷たいです。
便秘でお腹が張ると、胃炎になります。
10代の頃から胃が弱くて、
神経性胃炎のお薬を処方していただいていた時期もありましたが、
薬に負けるというか、そんな感じになります。
常に体が緊張しているような感じで、
カチコチに固まっている感じがしています。眠りも浅いです。」
このようなご相談をいただくことがあります。
胃腸の調子が悪くなると、食事が楽しめなかったり、気分が落ち込んだりと、日常生活にも大きな影響が出てしまいます。また、常に体がこわばって緊張しているような感覚や、眠りの浅さなどが重なると、「何から手をつけたらいいのかわからない」と感じてしまうこともあるでしょう。
漢方では、こうした症状を一つ一つバラバラに見るのではなく、心と体をひとつのつながったものとしてとらえます。お腹の冷えや便秘、胃の弱さはもちろん、緊張感や不眠も含めて、「体全体のバランスの乱れ」として捉えるのが特徴です。
たとえば、お腹の冷えは「陽気(ようき)」の不足と考えられ、体を温める力が弱まっているサインとみなされます。また、緊張しやすく眠りが浅い状態は、「気(き)」の巡りが滞っていることや、「肝(かん)」の働きの乱れと関係している場合があります。
こうした複合的な不調に対しては、体質や症状の傾向を参考にしながら、心身の状態に合わせた処方を検討しております。薬に敏感な方や、これまでの治療で思うような改善が見られなかった方からのご相談も多いです。
水戸部クリニックでは、ご相談しやすい環境づくりをスタッフ一同で心がけております。お気軽にご相談ください。
医師の処方による漢方薬は、健康保険が適用になります。