夏の花粉アレルギーでまぶたが腫れます
「花粉症の時期よりはまだ良い方ですが、
まぶたが腫れます。
今の時期も何かの花粉がダメみたいで、
まぶたが腫れて、4、5日で腫れが引いてを繰り返しています。
マスク生活で、目だけ出しているので、余計に目立って嫌なんです。
ステロイドは合わなくて、中止しています。できれば使いたくないです。」
ステロイドやタクロリムス軟膏などを中止したい方のご相談は多いですが、
使用されていた方が急に中止をされますと、
リバウンドによる症状の悪化が起こる場合があります。
最近まで使用されていた方には、
急な中止よりも漢方治療と併用しての治療をお奨めしております。
この方も4、5日前にステロイドを塗るのを止められたそうなので、
皮膚炎の状態を見ながら、激しいリバウンドやかゆみなどで辛くなった時は、
以前から使用されていたステロイドを塗って頂くようにお話をしました。
3週間後、
「少しいいみたいです。
まぶたが真っ赤になって、ボロボロむけました。
これが先生のいう「リバウンド」や「めんげん」なのかなあって
様子をみていたら、10日過ぎくらいから落ち着いて来たので、
継続されて1か月後、
まぶたが赤くなる時もまだありますが、
こちらへ受診する前のように真っ赤になったり、
腫れあがったりすることはなくなっています。
時々赤くなりますが、
そんなにひどくならずに赤みが引くようになっています。」
継続されて約5カ月くらいで、漢方治療も中止となりました。
水戸部クリニックでは、皮膚炎やかゆみに漢方治療を行っております。
ステロイドやタクロリムス軟膏などを中止したい方のご相談は多く、
ステロイドなどのランク、塗っていた期間やその方それぞれの体質、
その時の体力によって、改善を実感されるまでの期間に個人差によるものが大きいです。
ストレートに皮膚炎の病名がついている漢方薬の服用では、
自然治癒力(患者さんご自身の持っている回復力)が引き出せてない場合もあり、
他の症状もそうですが、特に皮膚炎の場合は、
季節や環境の変化、ストレスなどによっても
皮膚症状に変化が起こる場合もありますので、
自己判断で中止されたりしないで、ご相談されることをお奨めしております。
水戸部クリニックでは、長年の漢方診療の経験により、
患者さんそれぞれの症状や体質に合わせた漢方薬を処方しております。
医師の処方による漢方薬は、健康保険が適用になりますので、
新潟市で診療を行っておりますが、新潟県内の遠方からの方、
新潟県外からの方の受診も多いです。
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