アトピーで受診されたお子さんのお話です。
ステロイドを中止したいと受診されました。
診察によりお子さんの皮膚や体質に合わせた漢方薬を処方しました。
その際に、ステロイドは急に中止すると、
リバウンドが起こる可能性が高いので、
最初は漢方薬と併用して少しずつ減らすようにお話していました。
2週間後、
「漢方薬を飲み始めてから、ステロイドも保湿軟膏も止めたんです。
そうしましたら、確かにリバウンドで皮膚は赤くなってひどくなりましたが、
1週間くらいしたら、この子のかゆがり方が治まって来たんです。
ステロイドも何も塗らない方がいいと思って止めちゃいました。」
急にステロイドを中止しますと、リバウンドで、皮膚が真っ赤になったり、
激しいかゆみで眠れなくなったりする場合がありますので、
漢方薬と併用しながら、脱ステロイドを進めるようにお奨めしておりますが、
このお母様は、決行されたようです (^^;
幸い、このお子さんのリバウンドは軽い症状で済んだようです。
このまま漢方薬のみで頑張ってみたいと言われましたので、
炎症が激しくなったり、かゆみで眠れないなどの症状が現れた場合は、
無理に我慢しないで、塗ってもよいとお伝えしました。
「大丈夫だったら、塗らなくてもいいですよね?
漢方薬だけで頑張らせてみてもいいですよね?」
『頑張ってみますか?』
「はい、少し良くなっていますし、漢方薬だけでお願いします。」
急な脱ステロイドをして、リバウンドが起こるとびっくりする方もいらっしゃいますが、
このお母様のように覚悟を決めて、頑張る方もいらっしゃいます。
強めのステロイドを中止したことで、何度かリバウンドの波が起こりましたが、
症状の変化に合わせて漢方薬を変方したりすることで、少しずつ改善がみられました。
現在は、リバウンドによる噴き出しが起こる事もなくなり、
元々、炎症が激しかった部分に軽度の赤みが残るのみで、
全体にスベスベの皮膚に戻りつつあります。
漢方治療もそろそろ卒業となりそうです !(^^)!
【子供のアトピーに漢方】
水戸部クリニックでは、長年の漢方診療の経験により、
患者さんそれぞれの症状や体質に合わせた漢方薬を処方しております。
漢方薬は、生後2、3カ月のお子さんから服用できます。
【子供の症状に漢方】
医師の処方による漢方薬は、健康保険が適用になりますので、
経済的で続けやすいと好評です。
新潟市で診療を行っておりますが、新潟県内の遠方からの方、
新潟県外からの方の受診も多いです。
【新潟の漢方外来・水戸部クリニック】