アトピーと軟便に漢方
「この子のアトピーが治りません。
ステロイドを塗っていますが、全然良くならないので、
止めたいです。
こちらで治った方から紹介されました。
首から肩にかけて、浸出液が出てベタベタした皮膚です。
肘の内側、膝裏、足首にただれがみられました。
便が軟らかい時が多く、形のある便が出ることは少ないとの事でした。
診察により、このお子さんの皮膚の症状と体質に合わせた漢方薬を1週間処方しました。
1週間後、
「首から肩のジュクジュク、ベタベタがきれいに治りました。
まだまだですが、こんなに早く良くなるとは思っていませんでした。
便は、まだ軟らかいですが、水っぽいことはなくなっています。」
肘、膝、足首のただれは激しい状態でしたが、
ジュクジュクした浸出液がほとんど出なくなっています。
継続されて1か月後、
「とても良くなっている感じはします。
お風呂に入った後や寝る時に、かきむしっています。
形のある便が出る日が増えています。」
皮膚は内臓の鏡という言葉があるように、
皮膚症状の改善には内臓機能を整えることも大切です。
特に乳幼児期のお子さんは、内臓の機能が未熟なので、
皮膚炎が治りにくくなっている場合も考えられます。
お子さんそれぞれに体質は異なりますので、
「アトピーにはこの漢方薬」とはなりません。
またお子さんの体調の変化や季節変化、
生活環境の変化などによっても皮膚症状が変化する場合が多いので、
気温が高い日が増えて、かゆみが強くなってきたようなので、
漢方薬を変方しました。
「かゆみが楽になっているみたいです。
だいぶ良くなっています。
ステロイドを塗らなくても大丈夫になりましたので、
今日は漢方薬だけ下さい。」
水戸部クリニックでは、長年の漢方診療の経験により、
患者さんそれぞれの症状や体質に合わせた漢方薬を処方しております。
医師の処方による漢方薬は、健康保険が適用になりますので、
経済的で続けやすいと好評です。
漢方薬は、生後2、3カ月のお子さんから服用できます。
新潟市で診療を行っておりますが、新潟県内の遠方からの方、
新潟県外からの方も多いです。
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