アトピーでステロイドを塗るのがストレス
「アトピーです。
ステロイドを塗るのを止めるとまた出て来るので、仕方なく塗っていますが、ストレスになっています。
肘と膝裏もかゆいですが、手が一番ひどいです。
手の指にひび割れができて痛いので、毎晩テープを巻いて寝ていますが、結構時間がかかるので、それが一番のストレスになっています。」
アトピーや皮膚炎などで、ステロイド軟膏やタクロリムス軟膏を中止したい方に漢方治療を行っております。
ステロイド軟膏やタクロリムス軟膏を急に中止しますと、リバウンドにより悪化する方が多いので、漢方治療を併用されることをお奨めしております。
皮膚炎の改善の度合いに合わせて、ステロイドのランクを少しずつ落としていったり、塗る量や回数を減らしてゆくことで、できる限りストレスが少ない形での脱ステロイドをお奨めしております。
この方の皮膚炎の症状や体質に合わせた漢方薬を処方しました。
「あの漢方すごくいいですね。
指先のひび割れがふさがっていて、びっくりしました。
4月から漢方治療を開始されて、少しずつ改善がみられていましたが、6月頃から、かゆみが強くなってきました。
「かゆくて、ステロイドを塗る回数が増えてしまいました。
かさぶたを自分で取りました。
かゆくて、かゆくて・・・。」
汗をかきやすい季節になりましたので、漢方薬を変方しました。
「ずいぶんかゆみが楽になりました。
寝ていてもかゆくて、目が覚めて、寝不足なっていましたが、よく眠れるようになりましたので、ストレスがなくなった感じです。」
漢方薬を継続されて、約8カ月になりますが、ステロイドを塗らなくてもきれいな皮膚を維持できています。
「毎年、夏に悪化しているので、心配でしたが、今年の夏は悪化することがなかったので、よかったです。
今まで毎日ステロイドを塗って、指にテープを巻いてが日課でしたが、それから解放されるなんて、思いもよらなかったです。」
そろそろ漢方治療も終了になります。
皮膚炎の重症度や患者さんそれぞれの体質、回復力などの差が大きく、改善がみられるまでに、難航する方もいっしゃいますが、患者さんの笑顔がみられることが、私達のエネルギー源になっています^^
水戸部クリニックでは、長年の漢方診療の経験により、患者さんそれぞれの症状や体質に合わせた漢方薬を処方しております。
医師の処方による漢方薬は、健康保険が適用になりますので、経済的で続けやすいと好評です。
新潟市で診療を行っておりますが、新潟県内の遠方からの方や新潟県外からの方の受診も多いです。
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