乳児湿疹が治るのはいつ?
乳児湿疹に、漢方治療を行っております。
ステロイドを使いたくない方、中止したい方の受診が多いです。
漢方では、体の中から皮膚を整えることで、ゆっくりと皮膚炎を改善します。
短期間で、スベスベの肌を期待される親御さんがいらっしゃいますが、漢方の場合は、ステロイドを塗った場合とは異なり、少し時間がかかる場合が多いです。
皮膚表面の新陳代謝(ターンオーバー)だけでも6週間かかりますので、漢方薬も塗り薬も必要がない状態になるまでには、もう少しかかる場合が多いです。
体の中から健康な皮膚を作る力がついてくるのをゆっくりと待つことも大切です。
水戸部クリニックでは、長年の漢方診療の経験により、お子さんそれぞれの湿疹の状態や体質に合わせた漢方薬を処方しております。
医師の処方による漢方薬は、健康保険が適用になりますので、経済的で続けやすいと好評です。
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乳児湿疹で受診された赤ちゃんのお話です。
「生後1か月くらいから、湿疹が出始めました。
顔から出て、今は全身に広がっています。
ステロイドを塗っていましたが、塗るのを止めると2、3日でまた出てくるので、止めました。
止めて1カ月様子をみていましたが、よくならないので、漢方をお願いしてみようと思って来ました。」
この赤ちゃんの湿疹の状態、体質に合わせた漢方薬を2週間処方しました。
2週間後、
「以前よりも掻かなくなっているので、かゆみは減っている感じがしますが、それほどよくなっている感じがしません。」
初診の時に、顔や体、腕や脚の写真を撮っておりましたので、そちらの写真と比較してもらいました。
初診時は、顔や体、腕や脚に真っ赤な炎症があり、ジュクジュクとした浸出液がたくさん出ていました。
「わあ こんなにひどかったんですね。
それに比べたら、すごくよくなっています!!」
ステロイドを塗っていた方は、塗ると劇的にきれいになった経験があるので、漢方による少しずつの変化を実感しにくいようです。
顔や体の炎症はありますが、2週間前と比べると、赤みが鎮まって、浸出液が少なくなっていました。
この赤ちゃんは、漢方薬を継続されて、少しずつ湿疹の炎症が鎮まり、約6カ月くらいで、スベスベのお肌を取り戻しましたので、漢方薬も中止としました。
先日、しばらくぶりにあせもで受診されましたが、以前の湿疹の痕はなく、きれいなお肌でした。
あせもに対応した漢方薬の服用で、安眠できるようになりました。
水戸部クリニックでは、長年の漢方診療の経験により、赤ちゃんの湿疹の状態や体質に合わせた漢方薬を処方しております。
医師の処方による漢方薬は、健康保険が適用になりますので、経済的で続けやすいと好評です。
新潟市で診療を行っておりますが、新潟県内の遠方からの方や新潟県外からの方の受診も多いです。
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