ダイエットの弊害
「片頭痛がします。それから急に両腕に血の気がなくなるんです。腕が真っ白になります。
冷たくなってしびれます。あたためても、マッサージをしてもすぐには温まりません。」
「え?え?なんでわかりますか?3週間で7キロ体重を落としました。体脂肪が気になって、油を一切取らないようにして、糖質制限とか、いろいろやりました。」
『原因はそれですよ。長年患者さんを診ていますから、摂食障害や拒食症の方のような体つきだとピンと来ました。筋肉の付き方など、バラランスの悪いやせ方になっていますから、すぐにわかります。』
「先生すごい!! そういえば、ダイエットをした後から、片頭痛も腕がサーっと白くなるのが始まっています。どうしましょう。」
生物には、ホメオスタシスと呼ばれる周囲の環境の変化に対応して、体の状態を一定に保って生命を維持しようという働きがあります。自律神経系やホルモン分泌、免疫などによって、調節されています。激しいダイエットや急激な体力の消耗などにより、この機能がバランスを崩してしまう事があります。
特にダイエットなどによる場合は、体が栄養失調のような状態になっているので、一度崩してしまうと、改善されるまでに、長期間を要する場合が多いです。
このような方に、体調を整えて、免疫力を上げて、自分で回復する力(自然治癒力・しぜんちゆりょく)をを高める漢方薬などを処方しております。
診察により、患者さんそれぞれの体力の状態、体のバランスの乱れを整える漢方薬を処方しております。
医師の処方による漢方薬は、健康保険が適用になりますので、経済的で続けやすいと好評です。
この方は、体力をつけて、自律神経系のバランスの乱れを整える漢方薬で、少しずつ改善がみられました。
約3カ月継続されて、片頭痛や腕が冷えたり、しびれる症状が全く起こらなくなったので、漢方薬を中止としました。これにこりて、無理のない体重維持のための努力を継続されています。
ダイエットのご相談を受け付けております。HPにも書かせいて頂いておりますが、漢方薬を服用しただけでは痩せません。漢方薬を併用しながら、健康的なダイエットをお奨めしております。
少しずつ体重が減って、1年で13キロ体重が落ちた方もいらっしゃいます。膝関節痛が治った方もいらっしゃいます。
ストレスで過食になる方も、漢方薬の服用により、イライラすることが減り、過食することがなくなって、体重が減った方もいらっしゃいます。
水戸部クリニックでは、長年の漢方診療の経験により、患者さんそれぞれの症状や体質に合わせた漢方薬を処方しております。
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