貨幣状湿疹にステロイドを使わない治療
「貨幣状湿疹が治りません。ステロイドを塗っていましたが、範囲が広がっています。こことか、この部分の皮膚の色が黒ずんでいるのも気になります。年寄りだから仕方ないと言われましたが、かゆくて困っています。」
貨幣状湿疹に漢方治療を行っております。ステロイドの塗り薬などによる治療が一般的ですが、治りにくい方、かゆみが辛い方の受診が多いです。
体の中から皮膚の炎症を改善し、整える漢方薬を処方しております。貨幣状湿疹など慢性化している皮膚炎の改善に、西洋医学的な視点とは異なる捉え方による治療となります。
患者さんそれぞれの皮膚の症状やその時の体質に合わせた漢方薬による治療になります。皮膚炎の症状の変化や体調、体質の変化などに細やかに対応できるのが漢方薬です。
医師の処方による漢方薬は、健康保険が適用になりますので、経済的で続けやすいと好評です。
水戸部クリニックは、新潟市で診療を行っておりますが、新潟県内の遠方からの方や新潟県外からの方の受診も多いです。遠方などで来院が難しい方に、自宅や職場でできるオンライン診療が好評です。
ステロイドやタクロリムス軟膏などを中止したい方、使いたくない方の受診も多いです。
この患者さんの経過です。
ご高齢の女性の方で、年齢的に皮膚の新陳代謝のスピードがゆっくりでしたが、服用を開始されて、2カ月くらいから改善を実感されました。治療の途中で、冬に湯たんぽによるやけどになったり、陰部の炎症が起こったりと、他の部分の皮膚トラブルも起こりましたが、その都度そちらの治療もしながら、少しずつ貨幣状湿疹の症状の改善がみられました。
現在はほとんど症状が出なくなっていますが、服用していると体が温かくて、皮膚もかゆくならないと、継続されています。
漢方薬は、自分で治す力自然治ゆ力を高めることで、皮膚だけではなく、体全体のバランスの乱れを整えることを考えた治療になります。
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