カテゴリー

« 赤ちゃんのアトピーに、ステロイドを使わない治療 | トップページ | 産後疲れ、イライラに漢方 »

2018年7月19日 (木)

唇のただれ、腫れに漢方

 「唇が痛いです。ただれが治りません。しゃべるのも大変で、痛くて、ご飯が食べにくいです。食べ物がしみて痛うて塗り薬を塗っても治りません。」

 マスクをして診察室に入って来られました。

 唇が腫れて、びらんができていました。亀裂も入っていて、血がにじんでいました。慢性化して、1年以上経過しているとの事でした。Img_0381

 東洋医学の考え方では、脾(消化器系の働き)について、以下のような記載があります。

 脾は運化を主る。血を統血する。肌肉を主る。口に開竅(かいきょう)する。その華は、唇にある。

 消化器系の弱りが、口や唇に現れるという事です。

 慢性化した口唇炎は、体の中から整えることで、改善される場合が多いです。胃腸の不調を自覚していなくても、漢方の視点から、胃腸をはじめ内臓機能の働きのバランスの乱れを整える漢方薬による治療が効果的です。

 水戸部クリニックでは、診察により、患者さんそれぞれの唇の炎症の状態や体質に合わせた漢方薬を処方しております。医師の処方による漢方薬は、健康保険が適用になりますので、経済的で続けやすいと好評です。

 新潟市で診療を行っておりますが、新潟県内の遠方からの方や新潟県外からの方の受診も多いです。遠方で受診が難しい方には、オンライン診療(遠隔診療)も好評です。Ky26_19_2

 上記の患者さんは、唇の炎症が激しく、食事も摂りにくい状態でしたが、少しずつ唇の炎症が鎮まり、食事が摂りやすくなったことで、しっかりと栄養が摂れるようになり、最初はゆっくりと改善されていましたが、後半は非常に早いペースでの改善がみられ、健康的な唇に戻りましたので、漢方薬を中止としました。

「口内炎・口唇ヘルペスに漢方」  剥奪性口唇炎の治療も行っております。

従来からのPC用HPもご覧ください。他の症状のページも充実しております。

「口内炎・口唇ヘルペスの治療に新潟の漢方」

« 赤ちゃんのアトピーに、ステロイドを使わない治療 | トップページ | 産後疲れ、イライラに漢方 »

心と体」カテゴリの記事

旅行・地域」カテゴリの記事

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

漢方薬」カテゴリの記事

.皮膚症状」カテゴリの記事

味覚障害・舌痛症・口の症状」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 唇のただれ、腫れに漢方:

« 赤ちゃんのアトピーに、ステロイドを使わない治療 | トップページ | 産後疲れ、イライラに漢方 »