いつも胃が痛くて、食べられない(思春期の胃痛)
「痩せ過ぎで困っています。いつも胃が痛い感じが続いていて、たくさんは食べられません。拒食症と勘違いされることもあるので、とても嫌です。中学生になったくらいから始まったと思います。胃薬と胃の痛み止めをずっと飲み続けていますが、ぜんぜんよくならないので、漢方薬がよいのではと思って受診しました。」
慢性的な胃の痛みの原因として、いくつか考えられますが、思春期のお子さんは、ストレスや緊張が原因となっている場合が多いです。
二次性徴により急激に体が大人へと成長しますので、精神的に不安定になるお子さんが多いです。みんな誰もが通る道、親御さんが通って来た道ですが、お子さんそれぞれの感受性は異なりますし、心や体の不調となって表れて、日常生活や学校生活に支障が出てしまうお子さんが増えます。
ストレスや緊張により、自律神経系のバランスが乱れて、胃痛や胃もたれ、食欲不振などの症状を訴える場合があります。
このようなお話をしましたら、
付き添われて来られたお母さまが、
「そうなんです。細かい事を気にしたり、友達関係の事や髪形がどうのとか、言ってみたり、おとなしい性格なので、はっきりと言えないことが多いみたいです。」
診察によりこのお子さんの体質に合わせて、ストレスや緊張を発散しやすくなる漢方薬などを処方しました。
2週間後、
「胃の痛みがすっかり治りました。食欲はまだもう少しです・・・。」
胃薬が不要になり、以前よりは、食べられるようになって来ていると、お母さまも喜んでいらっしゃいます。
漢方薬を継続して、約半年になります。
「あれから胃が痛くなることは、一度もないです。甘いものも食べられるようになっています^^」
調子がよいので、辛いと思った時に服用する程度にしてよいとお話しました。
水戸部クリニックでは、長年の漢方診療の経験により、お子さんさんそれぞれの症状や体質に合わせた漢方薬を処方しております。医師の処方による漢方薬は、健康保険が適用になりますので、経済的で続けやすいと好評です。
新潟市で診療を行っておりますが、新潟県内の遠方からの方や新潟県外からの方の受診も多いです。遠方などで、来院が難しい方には、自宅や職場でできるオンライン診療が好評です。
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