頬、鼻の周りの赤み、酒さに漢方
頬や顔の赤み、酒さの改善に漢方治療を行っております。鼻や眉間、頬など、顔の中心部分に赤みがみられる症状は、酒さの場合があります。
酒さの症状は、
◇顔がほてって赤くなったり、血管が浮き出て、糸くずにように見える
◇顔の赤みと、ニキビのような膿疱ができている
◇膿疱が悪化して、鼻の頭が盛り上がったような状態になっている(鼻瘤)
はっきりとした原因がわかっていませんが、毛細血管の拡張や皮脂腺の異常な増殖などにより、皮膚が赤くなると言われています。
漢方では、皮膚表面の血流を改善し、皮膚の炎症を鎮める治療が中心となります。
新潟の水戸部クリニックでは、長年の漢方診療の経験を活かして、患者さんそれぞれの症状や体質に合わせた漢方薬を処方しております。
医師の処方による漢方薬は、健康保険が適用になりますので、経済的で続けやすいと好評です。
~*~*~*~
ある患者さんのお話です。
「顔が赤くなって、ステロイドを処方されましたが、よくならなったので、タクロリムス軟膏に変わりました。最初はよくなった感じがしていましたが、だんだん効きが悪くなっている感じがします。酒さなので治らないので、ずっと塗り続けるしかないと言われました。
塗った部分のかゆみが酷くなって、中止してしまいましたが、リバウンドが始まったみたいです。どうしたらよいかわからなくなって、受診しました。」
鼻の周りと頬に、にきびのような膿疱が多数できて、その部分が赤くなっていました。
ステロイドやタクロリムス軟膏を急に中止すると、リバウンドで噴き出してくる場合がほとんどです。急に中止せずに、塗る量や回数をゆっくりと減らしたり、ステロイドを作用が弱いものに変方しながら、ゆっくりと中止へと移行することをお奨めしております。
ステロイド、タクロリムス軟膏を塗りながら、漢方治療を開始しました。
「漢方薬を飲むようになったら、ステロイドやタクロリムス軟膏の効きがよくなってきました。塗るとすぐに皮膚炎が引くようになりました。」
我慢できない時は塗る、我慢できるかゆみであれば、我慢するようにして頂いて、ゆっくりと、ぬる間隔を開けるようにお話しました。
1日おきに塗っていたのが、2日おきになり、3日、4日と間隔があいて、タクロリムス軟膏を中止しました。そしてステロイド軟こうを塗る間隔をあけて頂きました。
「鼻の頭の皮膚ばポロポロむけるようになっていますが、下からいい皮膚が出てきているのがわかります^^」
夏になって、炎症が起こっている部分の赤みが増したので、漢方薬を変方しました。
皮膚の赤みが少しずつ落ち着いて、湿疹はほとんど出なくなったので、ステロイドも中止しました。
「あれから悪化することもなく済んでいます。先日、親子遠足があって、お天気がよかったのですが、日焼けしても悪化しませんでした。もう少し続けたいです^^」
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