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2017年6月 1日 (木)

アトピーの脱ステロイドは焦らないで

 アトピー性皮膚炎の方で、脱ステロイドをしたい方のご相談が多いです。漢方治療と並行して、少しずつステロイドを減らして、ゆっくりと脱ステロイドをされる事をお勧めしております。

 「漢方治療を始めるから、今日からステロイドを止めてもいいですか。」

と言われる方もいらっしゃいますが、ステロイド外用剤による治療をされていた方の場合は、急に中止しないようにお話ししています。Img_7287_2

 ステロイドは、アレルギー反応を強力に抑える効果があり、皮膚表面の炎症が鎮められるので、短期間の使用であれば、それほど問題はないと思います。

 しかしステロイドは、皮膚の新陳代謝を抑制しますので、長期間の使用により皮膚が薄くなって、毛細血管が浮き上がって見えるようになったりする場合があると言われています。

 ステロイドに長期連用による症状であったり、ステロイドの中止や減量によるリバウンドによる症状など皮膚炎に変化が生じる場合が多いですが、皮膚症状の変化や体調の状態、変化に合わせて、漢方処方を変方するなどにより対応しております。

 ステロイドの塗り薬には、強さのランクが5段階に分かれています。皮膚炎の重症度や部位で処方されていた強度も異なる場合が多いですので、症状の改善をみながら、ステロイドのランクを少しずつ弱いものに変えてゆく事をお奨めしています。

 アトピーなど慢性的な皮膚炎でステロイドを中止したい方は、不安感でいっぱいになって受診される方ほとんどです。診察時に泣いてしまう方もいらっしゃいます。

 ステロイドの中止までには長期間を要する場合が多く、症状の変化に、気持ちが左右されて、心身共に疲れ切っている方の受診も多いです。A308_007_2

 水戸部クリニックでは、辛い思いを受け止めて、お気持ちに寄り添った診療を心がけております。お気軽にご相談下さい。

 医師の処方による漢方薬は、健康保険が適用になりますので、経済的で続けやすいと好評です。新潟から漢方情報を発信しております。

 遠隔診療が可能になりましたので、県外から受診される方も以前よりも増えています。

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「遠隔診療」通院の継続が難しい方に

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 白根大凧合戦が、本日より始まります。明日も水戸部クリニックは、通常通り診療を行っております^^

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