頭痛に漢方薬は効きますが、頭痛体質改善の漢方薬が欲しいです。
「頭痛持ちです。市販の漢方薬を飲んでみたら、頭痛には、よく効きましたが、頭痛の回数は減りません。頭痛になりにくい体質に変わりたいです。」
と受診されました。
漢方では、『本治』と『標治』という治療があります。
◆標治とは、表面に現れている症状を改善することを意味しています。
◆本治とは、その症状の原因となっている体のバランスの乱れを改善する治療の事です。
最初は、辛い症状を標治によって対応しながら、本治の処方に重点を移していく(体質改善)治療が漢方治療の本来の形です。
頭痛が頻繁に起こる、いわゆる頭痛持ちの方には、頭痛を改善する漢方薬(標治)と頭痛が起こりやすい体質を改善する漢方薬(本治)による治療が、効果的です。
この患者さんは、体質改善の漢方薬を服用しながら、頭痛が起こったら、頭痛に対応した漢方薬を頓服で服用する治療に切り替えました。
頭痛が起こる頻度が減り、現在は、体質改善の漢方薬のみの服用で、体調もよく過ごされています。
【慢性化した皮膚炎にも標治と本治による漢方治療が効果的】
アトピー性皮膚炎や掌蹠膿疱症など、慢性化している皮膚炎の治療にも、標治と本治の治療法が効果的です。
皮膚表面の炎症を鎮める漢方薬を中心に服用して頂いて、皮膚の症状の変化に合わせて漢方薬を変方したり、追加したりして治療を行います。
「皮膚は内臓の鏡」という言葉があるように、健康な皮膚は、内臓機能のバランスの乱れから起こっていると考えますので、内臓機能を整えて、健康な皮膚を作れるように体質改善する事が、本治となります。
漢方薬についての薬効を調べて、自己判断で購入される方がいらっしゃるようですが、漢方医学の世界は、奥が深いので、なかなか思うような改善がみられなかったと、受診される方が多いです。
新潟の水戸部クリニックでは、長年の経験を活かして、患者さんそれぞれの症状や体質に合わせた漢方治療を行っております。
医師の処方による漢方薬は、健康保険が適用になりますので、経済的で続けやすいと好評です。
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甘酒プリンを食べてみました。上品な甘さでおいしかったです^^
甘いものが、ブログ・HP担当の活力源です(笑)
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