処方された漢方薬の薬効が自分の症状と違う!!
「処方された漢方薬の効果が書かれている説明書を読んだら、ネットで検索したら、自分の症状が記載されていない、全く別の症状しか書いていかなった。」とお問い合わせを頂くことがあります。
漢方薬は、通常のお薬の場合とは異なり、「病名 = 漢方薬名」とはならない場合が多いです。
通常のお薬ですと、「○○薬 = 血圧を下げるお薬」、「△△薬 = 痛み止め」とわかりやすいのですが
漢方薬の場合は、「証」に合わせた処方になります。「証」とは、その人の体質やその時の体調、症状が起こっている体のバランスの乱れを東洋医学的に判断した状態をいいます。
例えば、アトピー性皮膚炎の方の治療を行う場合には、皮膚表面の炎症を改善する漢方薬と皮膚の状態を整える体質改善の漢方薬を処方しますが、皮膚の状態は、同じ患者さんであっても、季節や体調などの変化によって、処方を変方する場合があります。
ジュクジュクと浸出液が出ている状態の患者さんに、ジュクジュクを吸収する漢方薬を処方しますが、ジュクジュクの状態の違いに合わせて処方する漢方薬は異なります。ジュクジュクした浸出液が大量に出ている方の場合は、皮膚表面のジュクジュクを取り込む漢方だけでは、追いつきませんので、体の中の余分な水分の代謝を促進する漢方薬を併用する場合があります。そのような場合に、処方された漢方薬の効果に、皮膚症状の病名が記載されていないという場合があります。
初めて受診された時に、ご説明しておりますが、時々お問い合わせのお電話を頂くことがありますので、掲載しました。
ご心配なことがございましたら、受診された医療機関にお気軽にご相談されることをお勧めします。
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