足のむくみで痛い、利尿剤が効かない時は、漢方が効果的
足のむくみ、むくみによる痛みは、水分代謝の滞りが原因となっている場合が多いです。足は、心臓から遠いので、血流が悪くなりやすく、重力の関係で、足に水分が滞りやすくなることによると考えられます。利尿剤を服用したり、足のマッサージなども効果的ですが、思うような改善がみられない方に水分代謝をを改善する漢方薬が効果的です。新潟から漢方情報を発信しているクリニックです。
◆湿度が高い季節、環境で足はむくみやすい
湿度が高い環境の中で過ごしますと、体の中に余分な水分(湿気)が滞りやすくなります。 得に、梅雨時など湿度が高い季節は、体から水分を放出しにくくなりますので、むくみが悪化しやすくなります。これを漢方では、「湿邪」と呼びます。梅雨時や雨や雪が多い季節、水の中や湿度が高い環境で長時間過ごしたり、仕事をされる場合も含まれます。
湿度が高い状態ですと、汗腺から汗が出にくく、体に水分が溜まりやすくなります。それに伴い、気(気分の気と考えるとわかりやすい。気が水や血のめぐりを助けています。)や血のめぐりの滞りも生じやすく、益々体の中に湿邪が滞りやすくなります。
体の中に滞った水分(湿邪)が、むくみや関節痛などを起こすことが多いです。水太りになりやすい季節でもあります。体や手足のだるさや重い感じの原因の一つと考えられます。
体の中に余分な湿気が滞っている方は、舌に白い苔(舌苔)がべっとりとついていたり、歯型の形にギザギザと舌に痕がついている場合が多いです。
◆マッサージや足を高くして寝るなど工夫してもダメなら漢方を
漢方では、体質に合わせて、滞った湿邪を排泄するように働く処方を考えます。むくみの状態や部分や体全体のバランスの乱れを整える漢方薬が効果的です。医師の処方による漢方薬は、健康保険が適用になります。
詳しくは、PC用HPをご覧ください。
☆新しいHPを作成中です。スマホ、携帯対応
~*~*~
以前に、受診された方で印象に残っている方を思い出しました。
「夕方になると両足がパンパンになって、痛い。近くの医療機関で利尿剤を処方されたことがあったが、血圧が下がり中止された。血圧は正常、精密検査を受けたが異常なく、粘土に指を押し付けたような跡が戻らない状態のまま、数年経っている。夜布団を高く重ねた上に足を乗せて寝ないと痛みで眠れない。」
体質に合わせて処方を工夫しまして、3ヶ月ほどで、足のむくみは改善し、指で押しても痕が残ることがなくなりましたので、治療終了となりました。
数年前からのむくみが治り、とても喜んで下さいました。むくみの状態も痛みも激しい方でしたので、とても印象に残っています。
« 2014年白根大凧合戦が終了しました。 | トップページ | 胃が重い、胃薬を飲んでもスッキリしない時の漢方 »
「心と体」カテゴリの記事
- ホットフラッシュと頭痛に漢方(2023.11.29)
- 掌蹠膿疱症の肩の痛みに漢方(2023.11.28)
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- ホットフラッシュと頭痛に漢方(2023.11.29)
- 掌蹠膿疱症の肩の痛みに漢方(2023.11.28)
「漢方薬」カテゴリの記事
- ホットフラッシュと頭痛に漢方(2023.11.29)
- 掌蹠膿疱症の肩の痛みに漢方(2023.11.28)
「むくみ」カテゴリの記事
- ホットフラッシュと頭痛に漢方(2023.11.29)
- 両手の指が変形して曲げにくいに漢方(2023.07.19)
- 足のむくみで痛いに漢方(2023.07.17)
- 顔のむくみ、湿疹に漢方(2023.06.20)
- 生理前の不調(PMS)に漢方(2023.06.05)
コメント