梅雨時の蕁麻疹
蕁麻疹に悩む方が多い季節です。じんましんの原因は、多様なものがありますので、特定する事は難しいですが、梅雨時に出やすい蕁麻疹は、湿度や温度差による場合が多く、一度治っても何度も繰り返すが方の受診が増えています。小さな子供さんの受診も多いです。
蕁麻疹の治療や予防には、抗ヒスタミン薬などが一般的ですが、蕁麻疹の症状やかゆみが激しくて辛い方に、漢方薬を併用することが多いです。抗ヒスタミン薬単独の場合よりも蕁麻疹の症状の改善までにかかる時間が短縮される場合が多く、かゆみが早く楽になると好評です。
漢方薬は、急性の蕁麻疹に効果的ですが、治っても繰り返す慢性になった蕁麻疹の改善にも効果的です。
毎日同じ時間に蕁麻疹が出る
一日のうちに何度も蕁麻疹が出たり治ったりする
お風呂から上がると蕁麻疹が出る
服で擦れたり、物が軽く触れただけで蕁麻疹になる
など様々ですが、漢方では、蕁麻疹の炎症や痒みの改善のための漢方薬と共に蕁麻疹の原因となる体のバランスの乱れを整える体質改善を考えます。漢方薬は、健康保険が適用になりますので、継続して服用しやすいと好評です。
詳しくは、PC用HPをご覧ください。「蕁麻疹を体質に合わせた漢方で」
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ある患者さんのお話です。数日前の夜、クリニックの電話が鳴りました。急に腕がチクチクして、辛くて眠れないと受診されました。ちょうど雨の日の前日の夜でした。
「かゆみというよりもチクチクとした痛みが、両腕に走る感じが続いています。様子を診ていましたが、皮膚もボコボコに脹れたまま治りません。こんな時間にすみません。辛くて眠れそうになかったので・・・。なんでしょうか。」
「蕁麻疹ですね。梅雨時に出る方が多いですよ。」
通常の抗ヒスタミン薬と体質に合わせた漢方薬を処方しました。
数日後、お電話を頂きました。
「お薬を飲んで割とすぐにチクチクが引いてくるのがわかりました。そのまま朝まで、ぐすすり眠れました。すっかり治って、あれから蕁麻疹は出ないので、お薬は飲まなくてよいですか。」
蕁麻疹がまた発症するようなら、服用してよいとお話しました。
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