春の風邪
昨日は、とても暖かい日でした。今日の新潟は、雨降りで寒いです。明日の予報では、雪だるまマークがついています。まだまだ新潟の春は遠いようです。インフルエンザの方も受診されています。
今日は、「春の風邪」のお話です。
春は、気温の変化が激しいので、風邪をひきやすい季節です。自律神経の乱れを生じやすくなり、上半身の症状が多くみられるようになります。風邪症状ですと発熱、、鼻水や喉の痛みやチクチク、目の充血、咳などが続く方が多いです。
また、風邪症状以外に、花粉症、目の充血やかゆみ、目ヤニ、顔のむくみ、頭痛、のぼせ、めまいなど頭や顔などの上半身の症状に悩む方の受診が多くなります。
これは、漢方では、「春は肝」の季節と言われ、「肝」の働きが活発になります。そこへ春の風邪(ふうじゃ)と呼ばれる邪気(病気の原因となるもの)が入り込んでしまうと体の上部や表面に上がり炎症を引き起こすと考えます。
春に多い風邪や体調不良の予防には、肝の働きを助ける食事をお奨めします。東洋医学では、「酸味は、肝を養う」という考え方があります。 酢の物、いちご、かんきつ類、梅干しなどがお奨めですが、過剰に摂りすぎますと、胃腸の負担になりますので、バランスよく摂取されるとよいでしょう。
あさり、しじみ、はまぐりなどの貝類、にんじんやほうれんそうなど緑黄色野菜も肝の働きを助ける効果があります。
また、ふきのとう、タラの芽、うどなど苦みのある春の山菜も肝の働きを整える効果がありますので、お奨めです。
さて、春の風邪予防について書きましたが、春の風邪をひいてしまったら、早めの漢方薬が効果的です。
熱、のどの炎症、鼻炎症状、頭痛、だるさなどの症状や体質に合わせた漢方薬の服用が効果的です。春に咳が長く続いて止まらない方の受診も多いです。風邪症状が長く続いてスッキリと治らない方にも漢方薬は、効果的です。漢方薬は、健康保険が適用になります。
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