虫刺されで、腫れる

　虫に刺された部分が、腫れて、パンパンになった方や水ぶくれになった方が受診されています。ブヨに刺された場合が多いようです。ブヨとは、ブユやブトとも呼ばれています。新潟でも地域によって呼び方が違うようです。ハエよりも小さめの体調３～５ミリくらいの吸血性の虫です。蚊の場合とは異なり、刺された後に徐々に赤くなり、かゆみが激しくなり数時間も腫れや赤みが継続します。刺された部分が後でしこりになったり、腫れや赤みが1週間以上続く方もいらっしゃいます。

　先日、ブヨに刺されたことによる腫れと痛みが１週間以上治らず、歩くのも辛い方が受診されました。元々虫刺されで、腫れやすく、蚊に刺されただけでも、腕全体まで腫れあがって数日間痛みに苦しむ事が多いという方です。

　虫刺されによる腫れや炎症による熱を冷ます効果の高い漢方薬を処方しました。翌日には、かなり腫れも引き、熱感が引いているのがわかったそうです。1週間くらいの服用で、痕が残る程度までに回復されたそうです。

　漢方薬には、「虫刺され」や「やけど」など急性の皮膚の炎症などにも即効するものもございます。

様々な皮膚症状に漢方

様々な皮膚症状に漢方Ⅱ

　写真は、生薬としても使われる「ムクゲ」　薬用には、白花種を用います。