自分に合っている漢方薬を知りたい、漢方の効果がわからない
新潟で、漢方診療を行っております。漢方についてメールでお問い合わせをいただくことがあります。
「私の症状に合う漢方薬は、どれですか。」
「処方された漢方薬の効果を調べてみましたが、私の症状が載っていないのですが、この漢方でよいのでしょうか。」
通常の西洋薬では、症状に対して処方が決定される事が一般的ですので、検索されても納得される場合が多いと思いますが、漢方薬の場合には、一般的な症状や病名が記載されていますが、実際には、病気や症状に対してではなく、一人ひとりの体質やその症状になった病因に合わせて処方を決定していますので、検索されても、ご自分の症状に当てはまらない事も多いようです。
東洋医学の考え方では、一人ひとりの体力や体質に合わせて処方を決めています。それを「証」と呼びます。
体質やその時の体力などに合わせて証を決定します。
「実証・虚証」、「陰証・陽証」、「寒症・熱証」、「表証・裏証」など様々な証があります。
更に日本では、「気・血・水」という独特の診断方があります。
「気」とは、生命活動をつかさどる生体エネルギーのことで、「血」とは、血液を含む体液などのことです。そして「水」は、体の中にある水分の総称です。この「気・血・水」の巡りや分布のバランス等が乱れることによって、心身のバランスが乱れると漢方では考えます。
同じ症状で受診された場合でも、その方の体質やその症状が起こる原因となる体のバランスの乱れは、一人ひとり異なりますので、そのバランスの乱れがどこから起こっているのかを判断する必要があります。
同じ症状で受診された方でも処方される漢方薬が異なったり、別の症状で受診された方でも同じ漢方薬での治療になる場合がございます。(同病異治、異病同治)
また、一度改善された症状が、また起こり受診された場合に、前回と同じ「証」であるとは限りませんので、久しぶりに受診された場合には、再度「問診表」へのご記入をお願いする場合もございます。
同じ方であっても、その時々で、体力や体質が変化する場合が多いです。
漢方薬の服用を希望される方は、漢方に詳しい医師か薬剤師にご相談されることをお奨め致します。
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