漢方がおいしい!?体質に合っているから、まずくなったら、変えるサイン?!
ある症状で、漢方治療を希望されて受診されているお母様のお話です。生後数ヶ月のお子さんです。
「漢方がおいしいみたいで、お湯で溶かして作っていると、にこにこして寄って来るんです。もっと頂戴というようにペロペロなめてしまいます。」
漢方薬は、「おいしくない、まずい、飲みにくい」などのイメージの方が多いですが、体質に合っていますと、おいしいとまではいかないまでも抵抗なく飲めることが多いです。証(東洋医学での体質)に合っていると苦味や匂いにクセのある漢方薬でも体が欲している為に飲めるといわれています。オブラートに包んでいる方や我慢して飲んでいるうちにやっと味に慣れたという方もいらっしゃいますが・・・
また、抵抗なく飲めていた漢方薬が途中で飲みにくくなったという方がいらっしゃいますが、そのような方は、漢方薬による体質改善によって、証が変ったことにより、他の漢方薬が必要になったサインであることもあります。
証は、同じ人の場合でもコロコロと変化することがあります。特にわかりやすいのは、風邪やインフルエンザの時です。
蒼い顔をして寒気がしている時とある程度体温が上がって顔が真っ赤になって暑がっている状態では、証が異なります。漢方薬での治療の場合には、証に合わせて漢方処方を選択します。「風邪に葛根湯」といわれるように、葛根湯は風邪症状の代表的な漢方薬ではありますが、いつでも葛根湯でよいわけではありません。逆に葛根湯が合わない体質の方やその時の証が合っていない事もあります。漢方診療の時は、「証の見極め」が非常に重要となります。
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