しょうがと漢方薬
体が温まる、体によいと「しょうがブーム」のようですが、漢方薬には、生薬として「しょうが」が含まれているものがたくさんあります。
生薬としては、生姜(ショウキョウ)といいます。漢方では、生の生姜を(ショウキョウ)、乾燥した生姜を乾姜(カンキョウ)と呼び、多くの漢方薬に含まれています。生姜は、健胃、解毒、解熱、吐き気止め、咳止め、鼻づまりなどに、乾姜は、体を温め体の代謝を活発にして、風邪や腹痛、下痢、冷え症にも効果があります。
風邪のひき始めや冷え症の方には、お湯に溶かした漢方薬に生の生姜をすりおろして、加えて服用されるようにお奨めすることが多いです。写真は、新生姜が出た時に薄く切って、梅酢に漬けたものです。瓶詰めにしておきますと、何ヶ月も保存できますので、ご飯のおかずに食べています。梅酢の酸味と生姜の辛味がとてもおいしいです。通常のひねしょうがで作っても同じようにおいしいです。
冷えがあると自覚されていない方でも体の不調を訴えて受診される方の中には、冷えが原因となっている方が多いです。
例えば、関節痛(肩、膝、腰など)や慢性の下痢、生理痛、膀胱炎なども体の冷えている部分を温める効果のある漢方薬の服用により、症状が改善される方が多いです。
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