アトピーで汗をかかない、熱がこもる方に漢方
アトピーで、汗をかきにくい、体の中に熱がこもっている感じがする方に漢方薬が好評です。汗をかきにくい状態は、皮膚からの老廃物の排泄がしにくい状態ですので、皮膚に対しての刺激になり、アトピーが治りにくくなるという悪循環を繰り返している場合が多いです。
このような方に、皮膚の炎症を鎮め、体の中から健康な状態に整える漢方薬が好評です。 体質改善の漢方薬により、皮膚の新陳代謝が整い、自然に汗がかける体質に改善される方が多いです。
医師の処方による漢方薬は、健康保険が適用になりますので、続けやすいと好評です。新潟から漢方情報を発信しているクリニックです^^
汗をかくとアトピーのかゆみが増すので、汗をかかない方がよいという方がいらっしゃるようですが、先ほどお伝えしましたように、適度に汗をかくことで、体温調節や老廃物の排泄が促進されますので、アトピーの改善にも効果的です。
大切なのは、汗をかいた後に、そのままにしないことです。シャワーで汗を流したり、濡らしたタオルでふくなどして、汗をかいたままにしないようにされることで、汗によるかゆみや炎症を最小限に抑えることが必要です。
漢方薬では、汗による炎症やかゆみに対応したものが、いくつかあります。アトピー性皮膚炎の炎症の状態や体質、汗の状態に合わせた処方が効果的です。
年齢や季節変化に合わせた漢方のお話です。
~*~*~ほのぼの漢方診療日記~*~*~
インフルエンザ予防接種に来られた患者さんのお母様の第一声です2ヶ月ぶりに受診されました。アトピー性皮膚炎で、定期的に受診されていましたが、2ヶ月開いての受診でした。「汗をかかない子でしたが、普通に汗もかけるようになって、以前のようには寒い寒いと言わなくなりました。お肌もこんなにきれいになって・・・。」
この患者さんは、小学生の男の子です。初めて受診されたのは、1年半前です。顔や体に真っ赤に湿疹が出てカサカサしている部分と一部ジクジクした黄色い浸出液が出ていました。ステロイドを中止したいと受診されました。
顔の症状が激しい方でしたので、表情は硬く、うつむき加減の方でした。これまで、軽快したり、一時的に症状が滞ったりすることもありましたが、辛抱強く受診して漢方を続けていらっしゃいました。
遠くから、通院して下さった保護者の方も大変だったと思います。白根くんだりまで・・・南区ですから車で2時間近くかかるそうです
新潟市ですと、中央区の方が圧倒的に多いですが、南の方ですと妙高、長岡、柏崎方面からの方、北は、村上や胎内、新発田からの方もいらっしゃいます。
この患者さんもアトピー卒業です
漢方診療をしていて本当に幸せに感じる瞬間でした