カテゴリー

« 肌がかゆい、カサカサする時の漢方 | トップページ | 生理前に頭が回らなくなって、ぼんやりする時の漢方 »

2018年9月10日 (月)

アトピーで仕事を辞めた方が、再就職に至るまで

 30代男性の方、アトピーが再発して3か月、全身に浸出液とびらんで、ただれたように真っ赤な状態で受診されました。ステロイドは使用中でした。

 炎症が激しく、痛みとかゆみで、眠れない毎日が続き、ついに会社を退職されたとのことでした。

A307_032_2 頭部からもジュクジュクとした浸出液が、出ていました。激しい炎症は全身に起こっていて、乳輪部は、ガーゼと絆創膏が貼られていました。耳切れもありました。

 陰部の炎症も強く、痛みで歩くがやっとの状態でした。背中が突っ張って痛いと、背中を丸めて座ってられました。

 皮膚炎がとても激しいので、アトピー以前の状態として、かなり疲れていたのではないかと、お話を伺いましたら、無理を続けていたとの事でした。

 体力の低下が激しく、もととなる体の免疫力が著しく低下している状態でしたので、先に体力を回復することを中心に治療を開始することをご理解頂いて、漢方薬を処方しました。

 通常の場合、体質にあっているか、飲めるかなどをみるために、2週間分を処方しております。

 2週間後、

 体幹部分のテカテカした皮膚の光沢の改善がみられ、肩から背中にかけての掻き壊しの傷が治っていました。

 背中のツッパリ感がなくなったとの事で、背中を伸ばして座ってられました。

 頭部、顔の浸出液は、まだかなり多く、ジュクジュクした浸出液が、頭や顔全体ににじみ出ていました。

~*~*~

 継続されて、2か月後、

 浸出液が多く、体全体のかゆみが強く眠れないとの事

 漢方薬を1種類変方しました。

~*~*~

 更に、1か月後、

 乳輪部や陰部の炎症は、少し軽快したが、頭皮、顔の浸出液が引かず、かゆみが強い。

 体温が高めであるが、ぞくぞくっと寒気がする時がある。

 漢方薬を変方しました。ステロイドはほとんど使わないようになっています。

~*~*~

 1か月後、

 少し改善がみられました。気温が低いと浸出液が増える感じがするとの事

 継続して、更に1か月

~*~*~

 少しよくなったが、掻き壊してしまった。

~*~*~

 初診時から約6か月後、

 浸出液が、完全に出なくなった。頭皮や顔のジュクジュクも完全に乾いた状態になっている。

~*~*~

 更に2か月後に、顔の部分の皮膚炎も改善し、健康的なツヤが出始めています。

 新しい仕事が決まり、来月から仕事を始められるそうです。

「大人のアトピー性皮膚炎に漢方」

アトピーについてより詳しく知りたい方は、こちらもご覧下さい。

「大人のアトピー性皮膚炎と漢方のお話」

 この方は、初診時の体力の低下が非常に激しく、回復力が低下している印象でしたので、体力を回復し、皮膚を自分で治す力(自然ちりゅ力)が回復するような漢方薬から始めました。途中で、回復力がついてきたことろで、皮膚表面の炎症を改善する漢方薬などに変方しました。

 大人のアトピー性皮膚炎の方は、幼少期のアトピーが再発した方、思春期以降も症状が続いている方が多いですが、幼少期の頃に比べると、改善までに長期間を要する場合が多いです。ステロイドを中止したい方、使いたくない方の受診が多いです。

 一人ひとりの症状や体質の変化に細やかに対応できるのが漢方薬です。医師の処方による漢方薬は、健康保険が適用になりますので、経済的で続けやすいと好評です。

 新潟市で診療を行っておりますが、新潟県内の遠方からの方や新潟県外からの方の受診も多いです。遠方などで来院が難しい方に、自宅や職場で診療が受けられるオンライン診療が好評です。

「大人のアトピー性皮膚炎に漢方」

「私の漢方情報サイト・MY漢方」

« 肌がかゆい、カサカサする時の漢方 | トップページ | 生理前に頭が回らなくなって、ぼんやりする時の漢方 »

.皮膚科症状に漢方」カテゴリの記事

アトピー性皮膚炎に漢方」カテゴリの記事

心と体」カテゴリの記事

旅行・地域」カテゴリの記事

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

漢方薬」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/576144/67128413

この記事へのトラックバック一覧です: アトピーで仕事を辞めた方が、再就職に至るまで:

« 肌がかゆい、カサカサする時の漢方 | トップページ | 生理前に頭が回らなくなって、ぼんやりする時の漢方 »